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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、長期金利の高止まりで買い縮小

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      4,014.00(+27.8)
ナスダック100先物  12,444.50(+101.8)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は120ドル高。長期金利は上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


30日の主要3指数は続落。寄り付き後はマイナスに沈み、ダウは308ドル安の31790ドルと3日連続で値を下げている。この日発表された経済指標で住宅関連は低調な内容となったが、消費者信頼感指数は予想外に堅調で、減速懸念の一服により序盤は買いが先行。ただ、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の先の講演でのタカ派的な姿勢が改めて材料視された。長期金利は上昇基調を維持し、幅広い売りが指数を押し下げた。


本日は伸び悩みか。前日まで売りが続いた反動で自律反発狙いの買いが入りやすい展開となりそうだ。中国のPMIは製造業が景気の好不況の境目である50を下回ったものの、予想を上回る底堅さを示した。ただ、FRBによる引き締め長期化への思惑で長期金利は高水準で推移し、ハイテク関連などへの買いを抑制しよう。30日に決算発表した家電量販店のベストバイは減収傾向が顕著で、消費の弱さを警戒した売りも予想される。

《TY》

 提供:フィスコ

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