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【市況】アジア株 香港上海は下落、中国経済停滞懸念広がる 四川省や深セン市の一部でコロナ規制導入

アジア株 香港上海は下落、中国経済停滞懸念広がる 四川省や深セン市の一部でコロナ規制導入

東京時間11:02現在
香港ハンセン指数   19690.92(-332.30 -1.66%)
中国上海総合指数  3238.50(-2.23 -0.07%)
台湾加権指数     14938.03(+11.84 +0.08%)
韓国総合株価指数  2437.58(+10.69 +0.44%)
豪ASX200指数    6995.70(+30.21 +0.43%)

アジア株は高安まちまち。
豪州や韓国は反発、前日に大幅下落したことから値ごろ感による買い戻しが優勢。ただ、米国の積極的な金融引き締めに伴う景気鈍化が懸念されており、積極的に買い進める動きは見られない。FRBだけでなくECBも9月会合で75bpの大幅利上げ観測が浮上している。あすはユーロ圏消費者物価指数、週末には米雇用統計の発表が予定されており、徐々に様子見ムードが強まる可能性も。

香港株は続落、医療品や消費者サービス、金融株が総じて下落。ネットイースやシャオミ、アリババ、美団、テンセントホールディングスなどハイテク関連も軒並み下落している。

上海株は小反落、コロナ規制に伴う経済停滞が懸念されている。中国全体の新規感染者数は減少傾向にあるものの、中国政府は頑なに「ゼロコロナ政策」を維持しており、各地で再びコロナ規制が導入されている。四川省の一部ではバーやスポーツジムなど一部営業が5日間停止する。深セン市では電気街「華強北」が2日まで閉鎖されるほか、一部地域では地下鉄の運行が停止になる。

一方、サプライチェーン正常化と年内の預金準備率引き下げに対する期待感は高まっている。中国四川省で約2週間続いた電力供給制限が回復。一部産業を除き電力が回復に向かっており、サプライチェーンが正常化に向かうことが期待されている。7月からの記録的な猛暑と干ばつで電力が不足していたが、ここ最近は気温低下と降雨で電力不足は緩和されている。

出所:MINKABU PRESS

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