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【材料】アドバンス・オートが決算受け大幅安 通期の見通しを下方修正=米国株個別

 自動車部品販売のアドバンス・オート・パーツ<AAP>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想外の減収となったほか、1株利益、売上高とも予想を下回った。ガイダンスも公表しており、通期の既存店売上高の見通しを下方修正したほか、1株利益、売上高も下方修正している。

 同社は声明で「DIYのオムニチャネルの売上高が特に大きな影響を受けたが、高インフレと燃料価格高騰により、下期もDIY消費者への圧力が続くと予想している」と述べた。

 アナリストは、「過去数四半期、株価に対するセンチメントは悪化しており、今回の決算でもそれが変わることはないだろう」と述べた。売上高の伸びが同業他社に遅れをとっており、今後は市場シェアの増減に焦点が当てられそうだ。

(5-7月・第2四半期)
・既存店売上高:-0.6%(予想:2.4%)
・1株利益(調整後):3.74ドル(予想:3.77ドル)
・売上高:26.7億ドル(予想:27.5億ドル)
・粗利益率(調整後):48.0%(予想:46.9%)
・店舗数:5036(予想:5034)

(通期見通し)
・既存店売上高:-1~0%(従来:1~3%)
・1株利益(調整後):12.75~13.25ドル(従来:13.30~13.85ドル)(予想:13.58ドル)
・売上高:110~112億ドル(従来:112~115億ドル)(予想:113.5億ドル)
・FCF:7億ドル以上(従来:7.75億ドル以上)

(NY時間10:53)
アドバンス・オート<AAP> 180.06(-18.99 -9.54%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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