【通貨】外為サマリー:一時1ドル137円70銭台に上昇、米金利の高止まりが支援材料
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22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=137円48銭前後と前週末に比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。欧州景気の減速懸念などを背景としたユーロ売り・ドル買いや、米長期金利の上昇が対円でのドル買いにつながり、一時137円65銭まで上伸した。
この流れを引き継いだ東京市場のドル円相場は、午前9時00分ごろに137円71銭をつける場面があった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が26日に予定する経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」での講演でタカ派姿勢を明確にするとの観測などから、この日の時間外取引で米長期金利が3.0%台で高止まりしていることがドルの支援材料となっているようだ。ただ、足もとでの急ピッチなドル高・円安の進行には警戒感もあり、その後は持ち高調整のドル売りなどで上値がやや重くなっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=0.9940ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=136円43銭前後と同50銭弱のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS