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【市況】ダウ平均は反落 リバウンド相場の調整との声も=米国株序盤

NY株式19日(NY時間10:44)
ダウ平均   33783.63(-215.41 -0.63%)
ナスダック   12747.83(-217.51 -1.68%)
CME日経平均先物 28790(大証終比:-140 -0.49%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。下げ幅は200ドルを超えている。特に悪材料が出たわけではないが、6月以降のリバウンド相場の調整が出ているとの声も聞かれる。この日発表の農業機械大手のディア<DE>の決算が冴えない内容だったことや、ドイツのインフレ、ミーム株や仮想通貨に売りが強まっていることがムードを悪化させているようだ。

 インフレのピークへの期待が高まっているものの、FRBはタカ派姿勢を堅持している。9月のFOMCについては、0.50%と0.75%ポイントの利上げ確率が五分五分に変化している。前日までは60%対40%で0.50%ポイントが優勢だった。

 ただ、FRBの利上げに目もくれず、株式への資金流入は続いている。利上げペースは今後緩和されて行くとの期待が支えとなっている模様。17日までの1週間に米国株には92億ドルの資金が集まり、2週連続の流入超となった。

 「政策転換を見込む投資家が増え、株式市場にミーム株を巡る熱狂が戻る中で、FRBの利上げを恐れているのはごく僅かだ」といった声や、「今週の市場は若干の整理と若干の反転を繰り返している。ただ、ここ数週間の堅調な騰落レシオを見ると、まだ健全な市場だと思う」といった声も聞かれる。

 ミーム株の中心銘柄となっているベッド・バス&ビヨンド<BBBY>にきょうも売りが強まっている。前日引け後にアクティビスト(物言う株主)として知られるコーエン氏率いるRCベンチャーズが持ち株を全て売却したことが、米証券取引委員会(SEC)への届け出で明らかとなった。

 GM<GM>が上昇。取引開始前に復配と自社株買いの再開を発表した。9月15日から1株0.09ドルで四半期配当を復活し、自社株買いプログラムについては、従来の計画で残っていた33億ドルを50億ドルに拡大するとしている。

ディア<DE> 363.73(-4.26 -1.16%)
ベッド・バス<BBBY> 11.22(-7.33 -39.51%)
GM<GM> 39.87(+1.15 +2.96%)

アップル<AAPL> 172.21(-1.94 -1.11%)
マイクロソフト<MSFT> 287.46(-2.71 -0.93%)
アマゾン<AMZN> 139.63(-2.67 -1.88%)
アルファベットC<GOOG> 119.03(-1.83 -1.51%)
テスラ<TSLA> 887.15(-21.46 -2.36%)
メタ・プラットフォームズ<META> 168.96(-5.70 -3.26%)
AMD<AMD> 96.89(-3.55 -3.53%)
エヌビディア<NVDA> 180.17(-7.56 -4.03%)
ツイッター<TWTR> 43.90(+0.04 +0.09%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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