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【市況】アジア株 米イベント控え様子見ムード 香港市場で美団は1.7%高、きのうは一時10%超急落

アジア株 米イベント控え様子見ムード 香港市場で美団は1.7%高、きのうは一時10%超急落

東京時間10:55現在
香港ハンセン指数   19861.40(+30.88 +0.16%)
中国上海総合指数  3274.22(-3.66 -0.11%)
台湾加権指数     15453.53(+32.96 +0.21%)
韓国総合株価指数  2521.64(-11.88 -0.47%)
豪ASX200指数    7098.20(-7.19 -0.10%)

アジア株はまちまち、米イベントを控え様子見姿勢が強まっている。本日は米FOMC議事録やボウマンFRB理事の講演、その前には米小売売上高が発表される。

上海株は前営業日終値を挟んで推移。感染拡大懸念が重石。
中国全体の16日の新規感染者は2888人と5日連続で2000人を超えた。夏休みシーズン真っ只中で今後も感染が拡大し続ける恐れがある。北京や上海など大都市に感染が広がれば再びロックダウンなどの厳しい制限措置が導入される可能性があり、経済活動停止に伴う景気鈍化が警戒される。7月の中国一連の経済指標が弱い内容となったこともあり、中国政府は景気政策をさらに講じる可能性がある。先日は予想外に1年物MLF金利を引き下げたことから、来週に予定されているローンプライムレートも引き下げるとの期待感が広まっている。ただ、様々な景気支援策を打ち出したところで、中国政府が頑なに「ゼロコロナ政策」を維持する限り、政府目標5.5%前後の成長率達成は困難との見方が濃厚。

香港市場では美団が1.7%高と反発。きのうはテンセントホールディングスが保有する美団株の大半、またはすべてを売却する方針だとの報道を受け、美団株は一時10%超急落した。

韓国市場ではサムスン電子などハイテク関連が下落している。

出所:MINKABU PRESS

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