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【材料】イルミナが決算受け下落 通期の利益見通しを大幅に下方修正=米国株個別

 遺伝子解析のイルミナ<ILMN>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを大幅に下方修正している。同社は、がん検査のグレイル社の買収を巡る欧州での罰金の可能性に直面しており、通期の利益見通しを下方修正した。

 イルミナとグレイルは先月、EU当局の審査前に合併取引を実施したと指摘され、多額の罰金のリスクがあると警告されている。同社は、6.09億ドルの法的偶発事象を認識したと発表した。

 同社のデソーザサCEOは声明で「複雑なマクロ環境における課題は、同社のプラットフォームでの遺伝子解析の継続的成長を相殺する以上のものだ」と述べている。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.57ドル(予想:0.65ドル)
・売上高:11.6億ドル(予想:12.2億ドル)
  製品:10.1億ドル(予想:10.6億ドル)
  サービスおよびその他:1.56億ドル(予想:1.49億ドル)
・粗利益率(調整後):69.4%(予想:69.7%)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.75~2.90ドル(従来:4.00~4.20ドル)(予想:4.12ドル)
・売上高:4~5%

(NY時間09:43)
イルミナ<ILMN> 205.91(-21.53 -9.47%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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