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【市況】米CPIが予想以上の鈍化示し、ダウ平均は大幅反発=米国株序盤

NY株式10日(NY時間11:11)
ダウ平均   33339.24(+564.83 +1.72%)
ナスダック   12814.91(+320.98 +2.57%)
CME日経平均先物 28050(大証終比:+260 +0.93%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。上げ幅は500ドルを超えている。取引開始前に発表になった7月の米消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化を示したことが好感されている。市場は、FRBが9月FOMCで0.75%の利上げを行うと見ているものの、その期待値は緩んでいる模様。

 ただ、FRBがタカ派姿勢を変更するとまでは見ていないようだ。「今回のデータはFRBに一息つける余地を与える可能性はある。ガソリンや中古車の値下がりは消費者にも安堵感をもたらす。しかし、伸びは依然8%を超えており、食品コストの上昇も続いている」との声も聞かれた。また、「FRBにとって必要な数字ではあるが、十分ではない。こうした内容をもっと多く確認する必要がある」との指摘も出ている。

 IT・ハイテク株といった成長株に買いが強まっている。米CPIを受け米国債利回りが低下しており、好感している模様。原油相場の下落でエネルギーが軟調なほかは、銀行や産業など主要セクターは揃って上昇している。

 テスラ<TSLA>が反発。同社のマスクCEOはツイッター<TWTR>買収の合意を7月に一方的に撤回したが、買収を履行せざるを得なくなる事態に備え、土壇場でのテスラ株売却を回避するために69億ドルの株式を事前に売却した。米証券取引委員会(SEC)への提出文書で明らかにした。マスク氏はツイッターで、フォロワーからの「テスラ株売却はこれで終わったのか」、「ツイッターの買収が完了しない場合にはテスラ株を再び購入するのか」との質問に、「いずれもその通り」とツイートした。

アップル<AAPL> 167.88(+2.96 +1.79%)
マイクロソフト<MSFT> 289.28(+6.98 +2.47%)
アマゾン<AMZN> 142.81(+4.98 +3.61%)
アルファベットC<GOOG> 121.44(+3.94 +3.35%)
テスラ<TSLA> 869.29(+19.29 +2.27%)
メタ・プラットフォームズ<META> 179.96(+11.43 +6.78%)
AMD<AMD> 97.48(+1.94 +2.03%)
エヌビディア<NVDA> 176.92(+6.06 +3.55%)
ツイッター<TWTR> 44.22(+1.39 +3.25%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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