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【市況】アジア株 中国ミサイル発射もリスク回避強まらず 台湾株は大幅高、証取が必要に応じて措置講じると発表

アジア株 中国ミサイル発射もリスク回避強まらず 台湾株は大幅高、証取が必要に応じて措置講じると発表

東京時間14:03現在
香港ハンセン指数   20191.01(+16.97 +0.08%)
中国上海総合指数  3198.11(+9.07 +0.28%)
台湾加権指数     15026.37(+324.17 +2.20%)
韓国総合株価指数  2493.42(+20.31 +0.82%)
豪ASX200指数    7012.60(+37.67 +0.54%)
インドSENSEX30種  58456.19(+157.39 +0.27%)

アジア株は軒並み上昇。中国の台湾報復への過度な警戒感はひとまず和らいでいる。

ペロシ米下院議長が台湾を訪れてから中国による報復が加速。4日から大規模な軍事演習を実施、中国軍は台湾海域に弾道ミサイルを11発発射したと発表した。ただ、今のところ実害がないことから、リスク回避姿勢が強まる様子は見られない。ホワイトハウスは今週予定していたICBM発射実験を延期したと発表した。中国を過度に刺激することを避けるためとカービー戦略広報調整官は説明した。

台湾株は2.20%高、1週間ぶり高値をつけている。半導体や消費財、資本財など幅広い銘柄が買われている。中国が台湾海域に向け弾道ミサイルを発射したとの報道を受け、National Aerospaceなど防衛株も軒並み上昇している。

台湾証券取引所は投資家に合理性を保つよう呼びかけた。声明によると、最近の台湾株は世界の経済状況や地政学的リスクなどの不確実性によりボラティリティが高くなっており、市場の信頼感が低下している。ただ、台湾株式市場のファンダメンタルズは健全であるとして、不合理な株価下落があった場合は、必要に応じて安定化措置を講じると発表した。

香港市場でアリババは2.1%安と反落。決算を終えイベント通過の売りに押されている。四半期決算で売上高は史上初となる減収となったが、今後は回復に向かうとの見方が広まっている。

出所:MINKABU PRESS

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