【材料】マクドナルドが決算受け上昇 値上げも消費者の外食行動続く=米国株個別
マクドナルド<MCD>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。値上げにもかかわらず消費者の外食行動が続いており、売上高は予想を上回った。
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ビッグマックの戦略的値上げやバリュー商品、そのほか、モバイルアプリやデリバリーなどのデジタルツールの人気が米国での売上増に貢献したという。同社は4月に一部顧客がより安価なメニューに移行していると発表し、この傾向は前四半期も続いている。しかし、米国全体の客数は横ばいで推移しており、高インフレによって需要が損なわれていないことを示唆した。
アナリストからは、「経済環境が厳しくなると通常、マクドナルドは好調に推移する。しかし、いつまで値上げを続けられるかは疑問に思わざるを得えない」とのコメントも聞かれた。
一方、賃金とエネルギーコストの上昇が引き続き利益を圧迫。全体の利益は前年比3%、為替変動の影響を除くと8%上昇したが、インフレ圧力は今年一杯、利益に影響を及ぼすと予想されると述べた。
(4-6月・第2四半期)
・既存店売上高:9.7%(予想:7.5%)
米国:3.7%(予想:3.0%)
海外直店舗:13.0%(予想:9.3%)
海外ライセンス:16.0%(予想:12.1%)
・1株利益(調整後):2.55ドル(予想:2.46ドル)
・売上高:57.2億ドル(予想:58.2億ドル)
・営業利益(調整後):17.1億ドル(予想:26.3億ドル)
(NY時間13:33)
マクドナルド<MCD> 258.68(+8.30 +3.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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ビッグマックの戦略的値上げやバリュー商品、そのほか、モバイルアプリやデリバリーなどのデジタルツールの人気が米国での売上増に貢献したという。同社は4月に一部顧客がより安価なメニューに移行していると発表し、この傾向は前四半期も続いている。しかし、米国全体の客数は横ばいで推移しており、高インフレによって需要が損なわれていないことを示唆した。
アナリストからは、「経済環境が厳しくなると通常、マクドナルドは好調に推移する。しかし、いつまで値上げを続けられるかは疑問に思わざるを得えない」とのコメントも聞かれた。
一方、賃金とエネルギーコストの上昇が引き続き利益を圧迫。全体の利益は前年比3%、為替変動の影響を除くと8%上昇したが、インフレ圧力は今年一杯、利益に影響を及ぼすと予想されると述べた。
(4-6月・第2四半期)
・既存店売上高:9.7%(予想:7.5%)
米国:3.7%(予想:3.0%)
海外直店舗:13.0%(予想:9.3%)
海外ライセンス:16.0%(予想:12.1%)
・1株利益(調整後):2.55ドル(予想:2.46ドル)
・売上高:57.2億ドル(予想:58.2億ドル)
・営業利益(調整後):17.1億ドル(予想:26.3億ドル)
(NY時間13:33)
マクドナルド<MCD> 258.68(+8.30 +3.31%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美