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【材料】アメリカン・イーグルが下落 通期見通し下方修正=米国株個別

 アパレル販売のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO>が下落。先週末引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。マクロ環境の圧迫を織り込み通期についても、売上高は前年比で1桁台前半の伸びに下方修正したほか、営業利益も下方修正した。第2四半期についても、売上高は第1四半期と同様の傾向を想定している。

 アナリストからは投資判断を「売り」、目標株価は8ドルへの引き下げが伝わっている。下期のガイダンスは達成不可能と思われると指摘。同業他社は第1四半期に予想を上回る決算を発表していたことを考えると、同社の場合、マクロ環境の問題というよりも、自社の製品への取り組みと不十分な計画プロセスに原因があるのではないかと指摘した。売上高及び利益はさらに低下する可能性があり、通期の目標は下方修正する必要に迫られるという。

(2-4月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.16ドル(予想:0.23ドル)
・売上高:10.6億ドル(予想:11.3億ドル)
・粗利益率(調整後):36.8%(予想:36.6%)
・EBITDA(調整後):0.89億ドル(予想:1.12億ドル)
・店舗:1141店(予想:1152店)

(通期見通し)
・売上高:1桁台前半の伸び
・営業利益:3.14億ドル超(従来:5.50~6.00億ドル)(予想:5.53億ドル)

(NY時間09:49)
アメリカン・イーグル<AEO> 11.96(-1.14 -8.67%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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