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【材料】ディズニーが下落 ディズニー+は予想上回るも、加入者数の伸びに慎重な見通し示す=米国株個別

 ディズニー<DIS>が下落しておりダウ平均を圧迫。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。行動規制の解除でテーマパークは予想以上に回復したものの、メディア・エンターテインメント部門が冴えなかった。ただ、注目のディズニー+の加入者は予想以上に増加。先月にネットフリックス<NFLX>が驚きの加入者の減少を記録したことで、同社の動画配信事業もピークに達するかもしれないという懸念を払拭した格好となった。

 決算発表直後は株価は上昇の反応を見せていたものの、その後は戻り売りに押され、下落して通常取引を開始している。同社は加入者数の伸びに慎重な見通しを示したほか、映画・テレビ番組向けの支出を減らす方針も明らかにした。同社のチャペックCEOは、「コンテンツ支出を非常に慎重に注視している」と発言。同社は2022年の映画・テレビ向け支出の見通しを10億ドル引き下げ320億ドルとした。

(1-3月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.08ドル(予想:1.17ドル)
・売上高:192.5億ドル(予想:201.1億ドル)
  メディア・エンターテインメント:136.2億ドル(予想:138.3億ドル)
  パーク・リゾート・消費者向け製品:67.0億ドル(予想:61.2億ドル)
・ディズニー+加入者:1.38億人(予想:1.34億人)
・ESPN+加入者:2230万人(予想:2250万人)
・Hulu契約者:4560万人(予想:4660万人)
・ユーザー当たり平均売上高(ARPU)
  ディズニー+:4.35ドル(予想:4.47ドル)
  ESPN+:4.73ドル(予想:5.33ドル)

(NY時間09:42)
ディズニー<DIS> 100.23(-4.98 -4.73%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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