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【材料】ロブロックスは低調な決算も買い戻し強まる=米国株個別

 オンラインゲームのロブロックス<RBLX>が前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益が予想以上の赤字となったほか、ブッキング(繰り延べ分などを加えた調整後の売上高)も予想を下回った。1日アクティブユーザー数は予想範囲内。

 プレイヤーがプラットフォームに費やす時間がパンデミック時よりも伸びが緩やかになっている。同社は声明で「第1四半期および4月の米国とカナダでの前年比でのアクティブユーザー当たりの利用時間数が減少した」と述べた。

 アナリストからは、「低調なブッキングは米国外に拡大するユーザー層による1ユーザー当たり平均売上高(ARPU)の低下が原因で、収益化に若干の圧力がかかっていることを示唆している」との評価が聞かれたほか、「今回の低調な決算は予想以上に人件費、トラスト&セーフティ費用といったインフラ費用の上昇によってもたらされた」との指摘も出ていた。4月のトレンドからすると、ユーザー数、エンゲージメントともに見通しが下方修正される可能性があるという。

 ただ、株価は取引開始直後こそ売りが先行したものの、売り一巡後は逆に買い戻しが強まっている。決算を警戒して前日まで急速に4日続落しており、悪材料出尽くし感が出ている模様。

(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.11ドル(予想:-0.02ドル)
・売上高:6.31億ドル(予想:6.33億ドル)
・ブッキング:5.37億ドル
・1日アクティブユーザー:5410万人(予想:5410万人)

(NY時間09:57)
ロブロックス<RBLX> 25.06(+1.87 +8.06%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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