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【材料】アップスタートが決算受け52%急落 ローン金利上昇やローン残高拡大によるリスクが指摘される=米国株個別

 フィンテックのアップスタート<UPST>が52%急落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、ガイダンスで、通期の営業収益の見通しを下方修正したほか、第2四半期も予想を下回る見通しを示したことが嫌気されている。
 
 同社のギルアードCEOは声明で「今年は経済的に厳しい年になりそうだが、何があろうと乗り越えていけると確信している」と述べた。

 アナリストからは投資判断や目標株価の引き下げが相次いた。ローン金利上昇やローン残高拡大によるリスクの増加など、同社は逆風のパーフェクト・ストームに直面しているとのコメントも出ている。ガイダンスは下方修正されたものの、リスクは完全にカバーされておらず、不況や延滞が拡大した場合、収益とマージンの目標にさらなるリスクが生じる可能性があるという。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.61ドル(予想:0.53ドル)
・営業収益:3.10億ドル(予想:3.03億ドル)
・EBITDA(調整後):6260万ドル

(4-6月・第2四半期見通し)
・営業収益:2.95~3.05億ドル(予想:3.37億ドル)
・EBITDA(調整後):3200~3400万ドル

(通期見通し)
・営業収益:12.5億ドル(従来:約14億ドル)(予想:14.1億ドル)

(NY時間09:47)
アップスタート<UPST> 36.30(-40.83 -52.94%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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