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【市況】ダウ平均は続落 ほぼ全面安の展開=米国株序盤

NY株式9日(NY時間10:01)
ダウ平均   32543.85(-355.52 -1.08%)
ナスダック   11876.39(-268.27 -2.21%)
CME日経平均先物 26290(大証終比:-100 -0.38%)

 きょうのNY株式市場はほぼ全面安の展開となっており、ダウ平均は大幅に3日続落して始まっている。一時500ドル超下落する場面も見られた。市場のテーマは変わらず、FRBの積極利上げ観測と米国債利回り急上昇、そして、中国の景気減速への懸念が株式市場を圧迫している。本日の米10年債利回りは3.20%まで上昇しており、2018年11月以来の高水準となっている。

 IT・ハイテク株を始め、エネルギー、産業、銀行株が下落。先週の米雇用統計は力強い米経済を示していたが、それがインフレが早晩に落ち着かないのではとの懸念に繋がっている。FRBの積極利上げによって企業収益が圧迫され、FRB幹部は否定しているが、景気後退のシナリオも警戒されているようだ。

 先週のFOMC後の会見でパウエルFRB議長は0.75%の利上げに消極的な姿勢を示していたものの、市場はなおその可能性を捨てきれない模様。

 市場からは「金利が上がれば上がるほど、景気後退やスタグフレーションを恐れるようになる。恐怖があまりに大きくなり、業績の如何にかかわらず、あらゆるものが売られる」との指摘も出ていた。

 決算発表は終盤を迎えているが、S&P500企業のうち434社が発表を終えている。そのうち約80%が予想を上回る利益を計上。

アップル<AAPL> 153.49(-3.79 -2.41%)
マイクロソフト<MSFT> 267.67(-7.06 -2.57%)
アマゾン<AMZN> 2241.49(-53.96 -2.35%)
アルファベットC<GOOG> 2273.27(-39.93 -1.73%)
テスラ<TSLA> 832.79(-32.86 -3.80%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 198.49(-5.29 -2.59%)
AMD<AMD> 92.48(-2.86 -3.00%)
エヌビディア<NVDA> 179.78(-6.97 -3.73%)
ツイッター<TWTR> 48.58(-1.22 -2.45%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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