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【材料】ロクが決算受け上昇 売上高が予想を上回り、ひとまず安心感も=米国株個別

 動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想範囲内だったほか、売上高、EBITDAは予想を上回った。ただ、第2四半期の売上高については予想を下回る見通しを示している。

 同社のルーデンCFOは「サプライチェーン問題やインフレ圧力などの短期的なマクロの逆風に直面しているが、これらは動画配信の長期的な機会に比べて、わい小化される」と述べた。「逆風は年内続くと予想しているが、成長機会への投資を続けている」とも付け加えた。

 アナリストは、ネットフリックス<NFLX>やYouTubeなどが冴えない業績を示しているうえ、サプライチェーン問題が続いている環境下での今回の結果は安心材料に繋がるだろうと指摘した。また、広告トレンドについては、他社よりもポジティブな印象だが、下半期に成長を再加速させる可能性については疑問が残るとも述べた。

(1-3月・第1四半期)
・1株損益:-0.19ドル(予想:-0.18ドル)
・売上高:7.33億ドル(予想:7.20億ドル)
  プラットホーム:6.47億ドル(予想:6.25億ドル)
  プレイヤー:0.87億ドル(予想:0.95億ドル)
・粗利益率(調整後):49.7%(予想:50.0%)
・EBITDA(調整後):0.57億ドル(0.55億ドル)
・ユーザー単価:42.91ドル
・ユーザーアカウント:6130万人(予想:6140万人)
・視聴時間:209億時間(予想:207億時間)

(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:8.05億ドル(予想:8.26億ドル)
・EBITDA(調整後):0ドル(予想:0.21億ドル)

(通期見通し)
・売上高:35%増

(NY時間10:16)
ロク<ROKU> 97.36(+5.73 +6.25%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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