【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:フューチャー、日ガス、フジクラ
フューチャー <日足> 「株探」多機能チャートより
フューチャー<4722>が急騰。同社は27日取引終了後に、22年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比96.2%増の33億4100万円となり、上半期計画の50億円に対する進捗率は66.8%となった。売上高は同13.7%増の126億500万円で着地。グループのフューチャーアーキテクトで地域金融機関向け次世代バンキングシステム導入プロジェクトや人材派遣向け及び卸売業向けの基幹システム刷新案件などが順調に進行したほか、フューチャーインスペースで既存顧客システムのシステム基盤更改及びクラウド移行案件の受注が好調だったことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来見通しを据え置いている。
■フタバ産業 <7241> 383円 +66 円 (+20.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
フタバ産業<7241>は寄り付きから物色人気が集中し、カイ気配スタートで急速に底値圏離脱の動きをみせている。トヨタ系の自動車部品メーカーで骨格プレス部品を手掛け、自動車のマフラーでは国内最大手に位置する。27日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比21%減の61億1500万円と減益となったが、従来計画の50億円からは10億円以上も上振れして着地した。トップラインは2割強の増収となっている。また、23年3月期の営業利益は前期比64%増の100億円と急回復を見込んでおり、これが投資資金を呼び込んだ。旺盛な自動車需要を背景に骨格部品やマフラーの売り上げが全体業績を押し上げる見通し。更に同日、発行済み株式数の0.25%相当の23万株を上限とする自社株買いを実施することを発表、これも株高を後押ししている。
■日本瓦斯 <8174> 1,862円 +302 円 (+19.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
日本瓦斯<8174>が急伸し年初来高値更新。27日の取引終了後に23年3月期業績予想を発表。売上高を前期比16.9%増の1900億円、営業利益を同29.1%増の165億円と大幅増収増益の見通しを示しており、これを好感した買いが入っているようだ。為替相場を含め原料価格の上昇分は適切に販売価格へ転嫁する方針としており、利幅も従来と大きく変わらない水準を確保する想定。配当予想については、前期比15円増の65円(中間・期末それぞれ32円50銭)とした。あわせて、自己株式の取得と消却を発表した。取得上限は270万株(発行済み株式数の2.4%)、または35億円で、期間は28日から23年3月31日まで。株式消却は、5月19日付で200万株(発行済み株式数の1.7%)としている。
■太平洋工業 <7250> 989円 +132 円 (+15.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
27日に発表した「2.15%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の2.15%にあたる130万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月2日から8月31日まで。
■フジクラ <5803> 612円 +76 円 (+14.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
フジクラ<5803>が急反騰している。27日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が6505億円から6700億円(前の期比4.1%増)へ、営業利益が320億円から380億円(同55.6%増)へ、純利益が170億円から390億円(前の期53億6900万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。銅価の影響に加えて、情報通信事業部門におけるデータセンター、FTTx向け需要及びエレクトロニクス事業部門における巣ごもり需要の影響が想定を上回ったことが要因としている。また、未定としていた期末配当予想は10円(前の期無配)にするとあわせて発表した。同時に、特別転身支援制度の募集結果を発表した。募集人員120人に対して215人の応募があったとしており、これに伴い22年3月期単独決算に約31億円の特別損失を計上した。なお、同件によるグループ全体のコスト削減効果は年間約23億円を見込む。
■メタウォーター <9551> 2,164円 +172 円 (+8.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
27日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は6%増益へ」が好感された。
メタウォーター <9551> [東証P] が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比20.8%減の87.5億円になったが、従来予想の74億円を上回って着地。23年3月期は前期比6.3%増の93億円に伸びる見通しとなった。5期連続増収になる。
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■バリューコマース <2491> 3,830円 +260 円 (+7.3%) 11:30現在
バリューコマース<2491>が7%を超える上昇で25日移動平均線を上に抜けてきた。アフィリエイト広告の大手で、オンラインモールのストア向けCRMツールも収益成長に大きく貢献している。27日取引終了後に発表した22年12月期第1四半期決算は営業利益が前年同期比31%増の23億5600万円と大幅な伸びを達成しており、これを評価する形で買いを呼び込んでいる。PERは20倍台とやや高いものの、トップラインの伸びが顕著で22年12月期も2ケタ増収が見込まれており、ビジネスモデルに対する成長期待が強い。
■エディオン <2730> 1,165円 +76 円 (+7.0%) 11:30現在
エディオン<2730>はカイ気配で始まり大幅高となった。西日本を地盤に全国展開する家電量販店で、キッチンや台所など水回り中心にリフォーム事業にも力を入れている。27日取引終了後、ニトリホールディングス<9843>と資本・業務提携することを発表、これがポジティブサプライズとなり株価を強く刺激する形となった。実質筆頭株主のLIXILが保有するエディオン株をニトリが取得するなどで、8.6%を取得する。これに伴い店舗開発や商品など業務面でも連携を図り、エディオンにとって業容拡大が見込めるとの期待から買いを誘っている。
■プレス工業 <7246> 384円 +24 円 (+6.7%) 11:30現在
27日に業績修正を発表。「前期経常を8%上方修正、配当も1円増額」が好感された。
プレス工業 <7246> [東証P] が4月27日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の117億円→126億円(前の期は50.1億円)に7.7%上方修正し、増益率が2.3倍→2.5倍に拡大する見通しとなった。
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■西部ガスHD <9536> 2,056円 +128 円 (+6.6%) 11:30現在
27日に決算を発表。「今期経常は15倍増益へ」が好感された。
西部ガスホールディングス <9536> [東証P] が4月27日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比87.5%減の5.7億円に落ち込んだが、23年3月期は前期比15倍の85億円に急拡大する見通しとなった。
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■クラボウ <3106> 1,760円 +107 円 (+6.5%) 11:30現在
クラボウ<3106>は急伸。27日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が1310億円から1320億円へ、営業利益が58億円から75億円へ、純利益が43億円から56億円へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。繊維事業で、新型コロナウイルスの感染拡大による東南アジアでのサプライチェーン混乱が早期に回復したことに加えて、タイ及びブラジルの海外子会社が順調に推移したことが要因という。また、半導体製造装置向け樹脂加工品の好調推移や、半導体洗浄装置の大型案件で早期検収があったことも寄与した。なお、会計基準変更に伴い、前の期との比較はない。あわせて業績上振れに伴い、60円を予定していた期末一括配当は70円(前の期60円)にすると発表した。
■愛三工業 <7283> 689円 +38 円 (+5.8%) 11:30現在
27日に決算を発表。「今期経常は2%増益、1円増配へ」が好感された。
愛三工業 <7283> [東証P] が4月27日大引け後(15:20)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比2.1倍の102億円に急拡大し、23年3月期も前期比2.4%増の105億円に伸びる見通しとなった。
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■小森コーポレーション <6349> 732円 +40 円 (+5.8%) 11:30現在
小森コーポレーション<6349>は大幅反発。27日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が860億円から876億円(前の期比22.0%増)へ、営業利益が15億円が23億円(前の期23億3200万円の赤字)へ、純利益が39億円から64億円(同20億6800万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。売上高の増加に加え、販売費が想定より抑制できたことが要因。また、為替相場が円安に進んだことにより為替差益を営業外収益として計上することも寄与した。あわせて、5月20日付で自社株140万1600株(発行済み株数の2.40%)を消却すると発表しており、これも好材料視されている。消却後の発行済み株数は5689万740株となる予定だ。
■丸三証券 <8613> 495円 +27 円 (+5.8%) 11:30現在
27日に発表した「1.50%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の1.50%にあたる100万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月28日から5月27日まで。
■ルネサス <6723> 1,409円 +76 円 (+5.7%) 11:30現在
27日に決算を発表。「1-3月期(1Q)最終は4.4倍増益で着地、未定だった上期配当は無配継続」が好感された。
ルネサスエレクトロニクス <6723> [東証P] が4月27日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年12月期第1四半期(1-3月)の連結最終利益は前年同期比4.4倍の597億円に急拡大した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。下期配当は引き続き未定とした。
⇒⇒ルネサスの詳しい業績推移表を見る
同時に発表した「8.6%を上限に自社株TOBを実施」も買い材料。
発行済み株式数の8.6%にあたる1億6806万7226株(金額で2000億0011万7940円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は4月28日から5月31日まで。買い付け価格は1190円。
■サイバートラスト <4498> 4,240円 +700 円 (+19.8%) ストップ高 11:30現在
サイバートラスト<4498>がストップ高人気となっている。同社はSBテクノロジー<4726>の子会社で認証・セキュリティー事業を主力展開するが、業績は大幅増収増益路線をまい進している。27日取引終了後に発表した22年3月期決算は売上高が前の期比17%増の57億3100万円、営業利益が同51%増の8億6800万円と大幅な伸びを達成し過去最高益を更新、更に23年3月期の営業利益は前期比15%増の10億円と初の10億円台乗せを果たす見込みとなった。これを材料視する形で投資資金が流入、時価は4月14日の高値を上回り年初来高値更新となっている。
●ストップ高銘柄
サイバートラスト <4498> 4,240円 +700 円 (+19.8%) ストップ高 11:30現在
以上、1銘柄
●ストップ安銘柄
アジャイル <6573> 370円 -80 円 (-17.8%) ストップ安 11:30現在
セルソース <4880> 3,860円 -700 円 (-15.4%) ストップ安 11:30現在
以上、2銘柄
★4月29日~5月5日に「ゴールデンウイーク特集」などを一挙、“42本”配信します。ご期待ください。
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