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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 目先の抵抗線突破から一気にレンジ上限を捉え、今後2万8000円が射程入りの公算も


 日経225先物は11時30分時点、前日比350円高の2万7530円(+1.28%)前後で推移。寄り付きは2万7300円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7180円)を上回るギャップスタートで始まった。開始直後につけた2万7240円を安値に強含みの展開となるなか、2万7300円辺りに位置する25日移動平均線を明確に上回ると、前引けにかけて上げ幅を広げ、一時2万7580円まで買われた。買い一巡後は2万7500円水準での底堅い値動きを継続。

 朝方はネットフリックス<NFLX>の急落の影響が警戒されたが、前日の段階で既に織り込まれているとの見方が優勢となった。一方で、テスラ<TSLA>の時間外での上昇や、これを受けたナスダック100先物の強い値動きを手掛かりに、リバウンド基調が強まる格好に。東京エレクトロン <8035> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の一角が寄り付き後も上げ幅を広げており、NT倍率は先物中心限月で14.21倍から始まった後は、一時14.30倍と直近の高値水準までのリバウンドを見せた。

 日経225先物は2万7000円~2万7500円のレンジ上限を捉えてきた。いったんは達成感が高まりやすく、後場はレンジ上限レベルでのこう着が意識されやすいだろう。ただし、26週線は2万7620円辺りに位置しており、この水準を捉えてくるようだと、52週線が位置する2万7900円のほか節目の2万8000円が射程に入ってくるため、ショートカバーを交えたリバウンド基調が強まりやすいと見られる。

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