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【市況】アジア株は上昇、ウクライナ停戦交渉期待に原油安 豪州株は2020年末以降で最長となる7日続伸

アジア株は上昇、ウクライナ停戦交渉期待に原油安 豪州株は2020年末以降で最長となる7日続伸

東京時間11:00現在
香港ハンセン指数   22194.67(+267.04 +1.22%)
中国上海総合指数  3233.10(+29.16 +0.91%)
台湾加権指数     17719.35(+170.69 +0.97%)
韓国総合株価指数  2747.86(+6.79 +0.25%)
豪ASX200指数    7524.90(+60.64 +0.81%)

アジア株は総じて上昇、前日の米株高を好感して買い優勢で始まった。NY原油など商品価格が下落していることを受けインフレ懸念も後退している。ロシアはウクライナ首都キエフでの軍事活動を縮小すると発表したほか、プーチン露大統領とゼレンスキー・ウクライナ大統領の会談は可能だとロシアメディアが報じたことで、停戦交渉進展への期待感が広まっている。

香港株は1.22%高。幅広い銘柄が上昇している。中国銀行は2.3%高、不動産開発会社の新世界発展は2.2%高、華潤置地は1.9%高。電子商取引大手のJDドットコムは2.0%高。

上海株は反発、資本財や生活必需品関連が上昇している。コロナ感染急拡大に伴う経済低迷が懸念されている一方で、中国政府が景気下支えのために、近く預金準備率を引き下げるのではないかとの憶測が広がっている。

豪州株は7営業日続伸、2020年12月以降で最長となる。ハイテク関連を中心に幅広い銘柄が買われており、約3カ月ぶりの高値をつけている。ウクライナとロシアの停戦交渉期待に加え、きのう発表された2023年度予算案の内容が好感されているもよう。豪州政府は、低所得者および中所得者に対する一時的な税額控除や、年金受給者への現金給付などを挙げたほか、世界的な物価高騰への対応としてガソリン税を一時的に引き下げることを発表した。
原油安を受け、サントスやウォーリーなどエネルギー関連は総じて下落している。

出所:MINKABU PRESS

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