【市況】NY外為:露ルーブル売り再開、追加制裁受け、露は燃料購入でルーブル支払い強要
NY外為市場ではロシアルーブル売りが再開した。本日は、北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議、G7首脳会議、EU首脳会議(25日まで)が開催され、ロシア対策が協議される。同時に、米国などが追加制裁を発表したためルーブル買いが後退。
ロシアのプーチン大統領は欧州諸国に燃料の購入にルーブルでの支払いを要請したため、一時ルーブル買いが優勢となった。もし、ルーブルでの支払いがなければ、即座に供給を停止すると警告。これに対し、イタリアはルーブルで支払い意向ないとの姿勢をすでに表明している。
さらに、ロシア株式市場で、取引が一部再開した。ただ、空売りは禁止。非居住者による売買は4/1まで再開されない。
ドル・ルーブルは95.01ルーブルから102.26ルーブルまで上昇。ルーブル円は1.25円から1.19円まで下落した。
《KY》
提供:フィスコ