【特集】決算プラス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … アスカネット、ステムリム、アゼアス　(3月4日～10日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の水準から11日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　アスカネット <2438>
　22年4月期の連結経常利益を従来予想の2.8億円→4.4億円(前期は3.3億円)に56.1％上方修正し、一転して34.8％増益見通しとなった。

★No.4　サトウ食品 <2923>
　22年4月期第3四半期累計(21年5月-22年1月)の連結経常利益は前年同期比23.1％増の30.4億円に伸びた。

★No.5　テンポスＨＤ <2751>
　22年4月期の連結経常利益を従来予想の23.3億円→27.3億円(前期は14.4億円)に17.1％上方修正し、増益率が61.5％増→89.1％増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の14.7億円→14.5億円(前期は1.9億円)に1.9％下方修正し、増益率が7.4倍→7.3倍に縮小する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<2438> アスカネット 　東Ｍ 　 +19.33 　　3/ 7　　　3Q　　　 95.81
<4599> ステムリム 　　東Ｍ　　 +9.08 　　3/10　　上期　　　　赤拡
<3161> アゼアス 　　　東２　　 +8.00 　　3/ 9　　　3Q　　　-58.97
<2923> サトウ食品 　　東２　　 +2.03 　　3/ 9　　　3Q　　　 23.06
<2751> テンポスＨＤ 　ＪＱ　　 +1.21 　　3/10　　　3Q　　　155.21

<7804> Ｂ＆Ｐ 　　　　東２　　 +0.71 　　3/ 8　　　1Q　　　　黒転
<7435> ナ・デックス 　ＪＱ　　 +0.56 　　3/ 9　　　3Q　　　 49.04
<3988> ＳＹＳＨＤ 　　ＪＱ　　 +0.19 　　3/ 9　　上期　　　 17.93

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース