【材料】J・TECが続伸、東京慈恵会医大などが進める中耳真珠腫の医師主導治験で治験品の製造を受託
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同治験は、日本医療研究開発機構(AMED)による再生医療実用化研究事業の支援を受けて行われるもの。慢性中耳炎症性疾患(中耳真珠腫)は、外耳道皮膚より連続した皮膚組織が中耳に侵入して組織を破壊し、難聴やめまい、顔面神経麻痺、髄膜炎などを引き起こす難治性の疾患で、現時点での根本治療は手術(鼓室形成術)しかないが、同研究グループでは、患者自身の鼻粘膜から培養した細胞シートを術後の箇所に移植することで組織の再生を促す治療法を開発。今回の医師主導治験を行うことにより、より患者への負担が少なく安全性の高い細胞シートの製品の製造、および移植手法を確立し、耳鼻咽喉科分野では国内初となる再生医療製品の製造販売承認を目指すとしている。
出所:MINKABU PRESS