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【材料】アサナが大幅安 設備投資計画の増額発表で収益に対する不安感が広がる=米国株個別

 ソフトウエア開発のアサナ<ASAN>が大幅安。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字は予想ほどではなく、売上高も予想を上回った。ただ、第1四半期の1株損益の赤字が予想以上を見込んでいるほか、来年の設備投資計画の増額を発表しており、市場からは収益に対する不安感が広がっている模様。

 今回の決算を受けてアナリストからも目標株価の引き下げが相次いでいる。経営陣の野心的な投資計画により、来期の営業損失が予想以上に拡大し、執行リスクが高まったと指摘。より積極的な投資姿勢のタイミングは、現在のリスク回避の環境下においては弁護が難しいという。

(11-1月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-0.25ドル(予想:-0.28ドル)
・売上高:1.12億ドル(予想:1.05億ドル)

(1-3月・第1四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.35~-0.36ドル(予想:-0.27ドル)
・売上高:1.14~1.15億ドル(予想:1.11億ドル)

(通期見通し)
・売上高:5.27~5.31億ドル(予想:5.07億ドル)

(NY時間10:03)
アサナ<ASAN> 36.77(-12.05 -24.68%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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