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【材料】ターゲットが決算受け大幅高 通期見通しを好感=米国株個別

 ディスカウントストアのターゲット<TGT>が大幅高。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、既存店売上高は予想を下回った。ただ、パンデミック関連のブームから、今後も業績が改善すると述べている。通期の1株利益の見通しは1桁台後半の伸びを見込んでおり、予想外の増益を予想。

 一部のアナリストは、今回の決算の着目すべき点は通期のガイダンスだと述べている。過去2年間の市場シェア拡大とともに、パンデミック前に定着しつつあった業務改善が持続可能であることが証明されている指摘した。

 同社はまた、2022年度以降の長期的見通しも公表しており、eコマースの提供拡大、新規店舗の増設、店舗改装により、過去2年間の異例の売上増をさらに加速させて行くと言及。成長は鈍化するものの、営業利益と売上高は1桁台半ば、最終利益は1桁台後半で増加する見通しだとしている。

(11-1月・第4四半期)
・既存店売上高:8.9%(予想:10.4%)
  デジタル販売:9.2%(予想:28.1%)
・1株利益(調整後):3.19ドル(予想:2.88ドル)
・売上高:306.2億ドル(予想:311.6億ドル)
・粗利益率(調整後):25.7%(予想:25.3%)
・販管費:55.4億ドル(予想:57.2億ドル)
・EBITDA(調整後):28.1億ドル(予想:25.4億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):1桁台後半(予想:-2%)
・売上高:1桁台前半から半ば(予想:2%)
・営業利益率:8%超

(NY時間09:34)
ターゲット<TGT> 225.00(+25.23 +12.63%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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