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【市況】【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─不動産テック企業の成長性に期待!

株式アドバイザー 北浜流一郎

「不動産テック企業の成長性に期待!」

●五輪後も上昇をみせる都心部マンション価格

 今朝、広島に住む友人から久しぶりに電話があった。私が電話口に出ると、「お~い、東京のマンションが値上がりしているらしいじゃないか」とのこと。「う、うん。らしいなあ」と私。

 「オリンピック後は不動産は下がるって言わなかったっけ?」と来た。そんなこと言ったっけと、トボケルこともできたが、そうはいかない事情があった。

 実は友人は、東京に住む息子夫婦にマンションを買ってやりたいと言って、私に「いつ頃買ったらよいか」と相談してきたのだ。一昨年の夏頃、つまりまだオリンピックの開催延期が決まる前だった。そこで私は、「これまでのデータでは、オリンピック後は景気が急速に低迷、不動産価格もかなり下がる。買うのはそれまで待った方がよい」―こうアドバイスしたのだ。

 その後、オリンピック開催は1年延期され、現在に至るわけだが、東京都心部のマンション価格は下がるどころか、逆に上昇しているのだ。友人が指摘したのはこの点であり、「あの時に買っておけば安く買えたんだよな」と恨み言を言われてしまった。やむなく私は、「探せばまだ値上がりしてない物件もあるよ」と根拠のない言葉を返したのだが、実際あるのかどうは分からない。

 親しくしている不動産業者に聞くと、私が住んでいる横浜郊外の地域でも駅近物件は値上がりしているとのこと。しかし、それにしても、景気が好調とはいえない中で、一体誰が買っているのか。答えは、私の友人のような人たち、ということになるだろう。彼は廃棄物処理の会社を経営していて、古着や中古車などを海外に輸出しており、かなり収益を上げているようなのだ。

●富裕層が後押す不動産ビジネスの好調

 不動産業者の話では、いま話題の、夫婦で働いて高給を得ているスーパーカップルもいるという。こんな人たちが都心を中心にマンションを買い求めている。この流れは、簡単に止まることはないだろう。コロナ禍不況でも資産を増やし続けたそのパワーが簡単に衰えてしまうことは考えられないからで、今後も不動産ビジネスは好調をキープすると見てよい。特に不動産ビジネスとテクノロジーを結びつけた経営をしている 不動産テック企業の成長力は高く、株も期待が持てることになる。

 注目したいのは、まずは東京都内全域で、IoT機能に優れた投資用マンションの企画、開発を手掛けるタスキ <2987> [東証M]だ。不動産業者向けに不動産価値算定アプリを投入するなど積極経営で知られ、株価も期待が持てる。

 ソニーグループ <6758>の関連企業で、不動産仲介と不動産取引データを利用したAIアルゴリズム機能の提供で知られるSREホールディングス <2980>も、今後の成長が見込める企業になる。

 新築不動産の販売もしているが、中古の再生不動産が富裕層向けに順調なLAホールデ <2986> [JQG]も株価が続伸を続けていて、今後が楽しみな銘柄の一つだ。

 そして、ランディックス <2981> [東証M]だ。東京都内の港区、渋谷区など城南地域を拠点に、富裕層向け不動産売買マッチングサービスを展開しており、今後も着実に収益を伸ばすと見てよい。

 最後に東京だけでなく、私の住む神奈川でもデザイン性を高めた中価格帯の戸建て分譲住宅を展開しているアグレ都市デザイン <3467>を。

2021年11月19日 記

株探ニュース

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