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【材料】インテュイットが決算受け上昇 主力の小規模および個人事業主向けが好調=米国株個別

 経営管理ソフト開発のインテュイット<INTU>が上昇。8-10月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。主力の小規模および個人事業主向けの収益が好調だった。通期見通しも公表しており、小規模および個人事業主向けの力強さを背景に売上高を大幅に上方修正しており、1株利益も上方修正した。

 アナリストからの目標株価引き上げも伝わり、直近の設備投資により小規模および個人事業主部門やクレジット・カーマが恩恵を受けているという。通期のガイダンスについても、今年買収したメールチップ社からの7.65億ドルの売り上げ寄与を調整しても、コンセンサスよりも格段に高い水準だという。

 なお、メールチップは“燃え盛る火に油を注ぐようなもの”で、投資家は短期的な収益性の逆風を超えて同社株を見るだろうと付け加えた。

(8-10月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.53ドル(予想:0.97ドル)
・売上高:20.1億ドル(予想:18.2億ドル)
  小規模および個人事業主:14億ドル(予想:13.2億ドル)
  クレジット・カーマ:4.18億ドル(予想:3.41億ドル)
  消費者グループ:1.20億ドル(予想:1.32億ドル)

(11-1月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.84~1.88ドル(予想:1.54ドル)
・売上高:+73~74%

(通期見通し)
・1株利益(調整後):11.48~11.64ドル(従来:11.05~11.25ドル)(予想:11.29ドル)
・売上高:121.7~123億ドル(従来:110.5~112.0億ドル)(予想:111.7億ドル)
  小規模および個人事業主:+32~33%(従来:+12~14%)
  クレジット・カーマ:15.4~15.7億ドル(従来:13.5~13.8億ドル)
  消費者グループ:+10~11%

(NY時間10:05)
インテュイット<INTU> 699.79(+70.85 +11.26%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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