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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:東京製鉄、中外薬、フェローテク

東京製鉄 <日足> 「株探」多機能チャートより
■東京製鐵 <5423>  1,280円  +157 円 (+14.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 東京製鐵<5423>は急伸している。22日の取引終了後、22年3月期の単独業績予想について、売上高を2440億円から2740億円(前期比93.7%増)へ、営業利益を220億円から310億円(同7.8倍)へ、純利益を190億円から280億円(同4.8倍)へ上方修正したことが好感されている。海外の鋼材需給の引き締まりが継続するほか、国内も大型建築物件の出件があるなど、鋼材需要の堅調推移が期待される状況にあることが要因。同社は今年7月に続き、今回は2度目の上方修正となる。また、業績予想の修正に伴い中間・期末各8円の年16円を予定していた配当予想を中間10円・期末15円の年25円に引き上げると発表しており、これも好材料視されている。前期実績に対しては9円の増配となる予定だ。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1161億1100万円(前年同期比72.4%増)、営業利益110億1400万円(同3.4倍)、純利益104億2800万円(同3.1倍)だった。

■中外製薬 <4519>  4,191円  +350 円 (+9.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 中外製薬<4519>が全体相場に逆行し4日ぶりに急反発、株価は前週末に3827円まで売り込まれ年初来安値を更新したが、きょうは満を持して大きく切り返してきた。同社が前週末22日取引終了後に発表した21年12月期第3四半期(21年1~9月期)の決算は営業利益が前年同期比24%増の2828億3500万円と大幅に伸長し、特に直近四半期である7~9月期は41%増益という高変化率だった。新型コロナウイルスの治療薬が収益に貢献する形で、足もとでは会社側想定を上回る業績の伸びを示している。これを受けて21年12月期業績予想も従来予想を上方修正、営業利益は3200億円から4000億円(前期は3012億3000万円)に大幅増額している。これを好感する買いが集中した。

■フェローテク <6890>  3,590円  +260 円 (+7.8%)  11:30現在
 フェローテックホールディングス<6890>が全般下げ相場に逆行して大幅続伸、5日移動平均線を上放れつつある。半導体製造装置向け部品を提供するが、半導体設備で必須となる真空シールが絶好調に推移、世界シェア約6割という圧倒的シェアで、今後も台湾の受託製造大手TSMC<TSM>や韓国サムスン電子などの高水準の半導体設備投資需要を取り込むことが予想される。22年3月期営業利益が前期比倍増となる200億円を計画するが、なお上振れ余地が指摘されている。

■山陰合同銀行 <8381>  584円  +23 円 (+4.1%)  11:30現在
 山陰合同銀行<8381>が続伸。前週末22日の取引終了後、22年3月期上期(4~9月)業績予想について、経常収益を441億円から461億円(前年同期比7.1%増)、純利益を60億円から83億円(同56.4%増)へ引き上げており、これを好感した買いが入っているようだ。主に与信費用が当初予想を下回る見込みとなったことが要因。なお、通期の業績予想について会社側では、今後の経済情勢や市場動向などを検討の上、11月の第2四半期決算発表時に公表する予定としている。

■旭ダイヤモンド工業 <6140>  697円  +22 円 (+3.3%)  11:30現在
 旭ダイヤモンド工業<6140>が地合い悪に抗して上値を指向、一時24円高の699円と700円台乗せ目前まで上昇した。売上高の100%をダイヤモンド工具で占める文字通りの専業メーカーで、半導体シリコンウエハー向け研削工具などで受注を伸ばしている。22年3月期はトップラインが2ケタ増収を見込み、営業損益も前期の7億3200万円の赤字から11億9000万円の黒字に急改善が見込まれている。業績回復を背景に株主還元にも余念がなく、今期の年間配当は前期実績の6円から倍増の12円を計画。

■日本製鉄 <5401>  2,002円  +61.5 円 (+3.2%)  11:30現在
 日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など大手をはじめ鉄鋼株が軒並み高に買われている。業種別値上がり率は断トツの状況。前週末の米国株市場では景気回復期待を背景に景気敏感株が買われ、NYダウは過去最高値を更新した。新型コロナウイルスの感染状況は世界的に見れば楽観はできないものの、ワクチン普及や経口薬開発期待などから、“ウィズコロナ”の環境でも経済活動の正常化に向けた動きに変化はない。加えて、米バイデン政権などが打ち出す巨額のインフラ投資政策などを背景に鉄鋼需要は今後高まることが予想され、市況高に連動した製品値上げの動きもポジティブ材料となっている。きょうは東京製鐵<5423>が今期業績予想の上方修正を発表したことも鉄鋼セクター全体の株価刺激材料となっている。

■伊藤忠食品 <2692>  5,210円  +100 円 (+2.0%)  11:30現在
 伊藤忠食品<2692>は小幅続伸している。前週末22日の取引終了後、集計中の22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績について、営業利益が19億円から26億3000万円(前年同期比38.3%増)へ、純利益が18億円から23億4000万円(同28.6%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響が想定以上に長引いたことによる外食・業務用関連の不振が響き、売上高は3200億円から3070億円(同9.4%減)へ下振れた。ただ、営業活動が制限されたことによるコストの減少や、一部不採算取引の改善などが利益を押し上げたという。

■八十二銀行 <8359>  395円  +4 円 (+1.0%)  11:30現在
 八十二銀行<8359>は3日ぶりに反発している。前週末22日の取引終了後、集計中の22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績について、経常利益が155億円から220億円(前年同期比89.5%増)へ、純利益が110億円から150億円(同83.8%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。与信費用が想定以上に減少したことが利益を押し上げた。

■京阪神ビルディング <8818>  1,423円  +13 円 (+0.9%)  11:30現在
 京阪神ビルディング<8818>は小幅続伸している。前週末22日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、純利益を33億円から43億円(前期比47.9%減)へ上方修正し、あわせて15円50銭を予定していた期末配当予想を17円50銭に引き上げたことが好感されている。コーポレートガバナンス体制強化及び資本効率向上の観点から政策保有の投資有価証券の一部を売却したことや、固定資産を売却するのに伴い約16億円の売却益を特別利益として計上することが要因。また、期末配当予想の増額により年間配当予想は33円となり、前期実績に対しては2円の増配となる予定だ。なお、売上高は176億円(同14.8%増)、営業利益は51億円(同3.7%減)の従来見通しを据え置いた。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高88億2400万円(前年同期比15.3%増)、営業利益23億6100万円(同20.9%減)、純利益15億7000万円(同39.0%減)だった。

■NECネッツエスアイ <1973>  2,062円  +11 円 (+0.5%)  11:30現在
 NECネッツエスアイ<1973>が続伸している。午前10時ごろ、諏訪東京理科大学(長野県茅野市)からローカル5G無線基地局と実験機器を受注したと発表しており、これが好材料視されている。今回受注したローカル5Gシステムは、同社グループで開発・製造した機器を採用しており、ゲートウェイ装置及び新開発のRU/CU/DU(無線アンテナ及び無線周波数送受信部、無線信号処理部、User-Plane交換処理部)一体型基地局装置が省スペース化に寄与。また、クラウドコアと組み合わせることで、柔軟かつスムーズにネットワーク設計・構築が可能となるとしている。

■ニトリホールディングス <9843>  20,050円  +85 円 (+0.4%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>は朝安スタートも切り返している。前週末22日の取引終了後に発表した10月度(9月21日~10月20日)の月次国内売上高で、既存店売上高は前年同月比16.8%減と6カ月連続で前年実績を下回ったが、織り込み済みとの見方が強い。テレビCMの効果などでホームオフィス家具、リビング簡易収納用品の売り上げは好調に推移したものの、10月度前半まで続いた緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの影響や、平均気温に比べ気温が高かったことによる季節商品の売り上げの伸び悩みなどが響いた。なお、全店売上高は同14.3%減だった。

■コニシ <4956>  1,769円  +5 円 (+0.3%)  11:30現在
 コニシ<4956>は小幅反発している。前週末22日の取引終了後、22年3月期の配当予想について、中間・期末各20円の年40円から中間・期末各22円の年44円に増額修正しており、これが好感されている。前期実績に対しては年間で4円の増配になる予定だ。

■ファーストリテイリング <9983>  69,330円  -3,450 円 (-4.7%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>が2000円超の下げで3日続落となった。全体相場は前週末に米国株市場でNYダウが最高値を更新したものの、「現物株の取引開始前から先物主導の売り仕掛けが入り日経平均は下値を試す展開」(中堅証券ストラテジスト)を強いられている。そのなか、同社株は日経平均寄与度の最も高い値がさ株として裁定解消売りの影響が色濃く反映された形。株価は7万円大台攻防で、この大台ラインを割り込むと、今月6日につけた年初来安値6万9940円の更新が濃厚となるだけにマーケットでも注目が集まっている。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,353円  -257 円 (-3.9%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が反落し25日移動平均線近辺で売り買いを交錯させている。前週末の米国株市場ではNYダウが過去最高値を更新したものの、ナスダック総合指数は反落した。米国では期待インフレ率が高まるなか、テーパリング開始については織り込みが進んでいるものの、利上げ前倒しの思惑も意識され始めており、ハイテク株は目先利益確定売りを誘発した。米ハイテク企業に積極投資し、ナスダック市場の動向と株価が連動しやすい同社株には風向きが悪い。株式需給面では直近信用買い残が減少に転じているとはいえ、依然として2000万株を超える水準に積み上がっており、上値を重くしている。

■宇部興産 <4208>  2,115円  -70 円 (-3.2%)  11:30現在
 宇部興産<4208>が続落している。前週末22日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、純利益を210億円から195億円(前期比15.0%減)へ下方修正したことが嫌気されている。セメント販売・物流のコストアップやセメント事業の統合に伴う準備費用の増加などで持ち分法投資損益の悪化が見込まれることが要因という。一方、ナイロンや合成ゴムなど化学品の需要が堅調なことに加えて、石炭価格上昇の影響などにより、売上高は5700億円から6350億円(同3.4%増)へ、営業利益は370億円から390億円(同50.6%増)へ上方修正した。

■シーズメン <3083>  381円  +80 円 (+26.6%) ストップ高   11:30現在
 シーズメン<3083>がストップ高。同社は22日、外神田商事(東京都千代田区)との業務提携を通じて、メタバースファッション事業に進出すると発表しており、これが株価を刺激したようだ。仮想現実(VR)をはじめとしたオンライン上の仮想空間・仮想世界(メタバース)で、プレーヤーの分身となって行動するキャラクター達「アバター」は、現実のファッションとは大きく異なる独自のファッション文化を構築しており、外神田商事は19年からアバターを製作する3Dモデラ―の支援事業を手掛けている。同社は今回の業務提携による新事業として、メタバースファッション専門アパレルブランド「ポリゴンテーラーファブリック(POLYGON TAILOR FABRIC)」を新設。第1弾商品として人気アバター「レイニィ」の衣料品を11月に発売し、22年初頭には第2弾商品として人気アバター「メリノ」の衣料品を発売するとしている。

■エスケイジャパン <7608>  546円  +80 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エスケイジャパン<7608>がストップ高カイ気配。同社は22日取引終了後、ラウンドワン<4680>がSKジャパンを持ち分法適用会社化すると発表しており、材料視されている。ラウンドワンは3日ぶりに反発。SKジャパンの主要株主である久保泰子氏及び久保千晶氏が保有する株式の一部を市場外の相対取引によりラウンドワンへ譲渡する。11月25日に合計268万8462株を約12億5000万円で譲渡し、ラウンドワンは発行済み株式の32.83%を保有する筆頭株主となる。ラウンドワンでは一部店舗においてクレーンゲーム機を大幅に増台するアミューズメントエリアの「ギガクレーンパーク」への改装を進めており、魅力的な景品の安定的な供給確保を目的に、キャラクターエンターテイメント事業などを展開するSKジャパンの株式を取得するとしている。

●ストップ高銘柄
 インバウンドテック <7031>  5,410円  +700 円 (+14.9%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 ニッチツ <7021>  2,255円  -500 円 (-18.2%) ストップ安   11:30現在
 グローバルウェイ <3936>  8,090円  -1,500 円 (-15.6%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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