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【市況】アジア株 上海株は小幅続落、インフレ加速懸念が重石 一部ではスタグフレーションを警戒する声も

アジア株 上海株は小幅続落、インフレ加速懸念が重石 一部ではスタグフレーションを警戒する声も

東京時間10:57現在
香港ハンセン指数   24976.89(+14.30 +0.06%)
中国上海総合指数  3550.79(-7.49 -0.21%)
台湾加権指数     16623.70(+236.42 +1.44%)
韓国総合株価指数  3003.47(+14.83 +0.50%)
豪ASX200指数    7344.60(+32.87 +0.45%)

アジア株は上海を除いて上昇、前日の米株大幅高を好感して買い優勢で始まった。

台湾株は1.44%高。きうのうのナスダック大幅上昇を受け、台湾積体電路製造や聯華電子、鴻海精密工業などハイテク関連が総じて上昇している。

3営業日ぶりに取引を再開した香港株は0.06%高。買い優勢で始まったが、上海株が軟調なことや、引き続き中国恒大集団問題を懸念した売りも出ており、前営業日比変わらずに。

上海株は小幅続落、インフレ加速懸念が重石。きのう発表された中国9月の生産者物価指数は石炭などの商品価格の高騰を受け10%台にまで上昇、1995年11月以来の高水準となった。一方の、消費者物価指数は+0.7%となり、生産者物価指数の+10.7%との差が1993年以来の大きさとなった。国内の景気減速にインフレ加速が合わさったスタグフレーションに対する警戒感も一部で出ている。週明けには中国第3四半期GDPや9月の小売売上高が発表される予定となっており、重要指標を前に様子見ムードも出ている。

出所:MINKABU PRESS

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