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【材料】<動意株・5日>(大引け)=識学、エスプールなど

識学 <日足> 「株探」多機能チャートより
 識学<7049>=5連騰で上昇波継続。主に経営者を対象に独自理論「識学」に基づいた経営コンサルティングを提供している。クラウド分野にも傾注し、人材紹介事業として立ち上げた「識学キャリア」も好調で売り上げ拡大に貢献している。株式需給面では直近外資系証券経由の空売り残高が急増しており、その買い戻しも株価に浮揚力を与えている。

 エスプール<2471>=3日ぶり反発。4日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年12月~21年8月)連結決算が、売上高180億3100万円(前年同期比18.1%増)、営業利益19億3200万円(同23.9%増)、純利益12億6700万円(同22.1%増)と大幅増益となったことが好感されている。人材アウトソーシングサービスでコールセンター業務がスポット案件をうまく取り込み大きく伸長したことに加えて、障害者雇用支援サービスで設備販売が集中する第4四半期に向けて営業・農園開設ともに順調に進捗したことが寄与した。なお、21年11月期通期業績予想は、売上高248億円(前期比18.0%増)、営業利益25億円(同12.2%増)、純利益16億3500万円(同3.5%増)の従来見通しを据え置いている。

 リソー教育<4714>=新値街道。4日の取引終了後、22年2月期上期(3~8月)の決算を発表。売上高が146億1200万円(前年同期比31.5%増)、営業利益が13億3100万円(前年同期4億6000万円の赤字)で着地しており、これが好感されているようだ。グループ各社の生徒数が前年・前々年同期を上回る水準となったほか、学校内個別指導塾「スクールTOMAS」の導入校も増加した。なお、通期見通しの売上高295億円(前期比17.1%増)、営業利益28億1000万円(同2.8倍)とする従来予想は据え置いた。

 バーチャレクス・ホールディングス<6193>=上げ足早め年初来高値更新。4日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、営業利益を2億2500万円から3億円(前期比82.9%増)へ増額しており、これを好感した買いが入っているようだ。売上高見通しも61億円から61億5000万円(同9.2%増)へ引き上げた。上期にプロジェクト利益率の向上や販管費の抑制が進んだことなどから、通期見通しを見直した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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