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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物はショート筋のターゲットに


 日経225先物は11時30分時点、前日比310円安の2万8510円(-1.07%)前後で推移。寄り付きは2万9140円とシカゴ日経平均先物清算値(2万9050円)にサヤ寄せする格好から買いが先行した。ただし、寄り付きを高値に軟化し、まもなく下落に転じている。中国恒大を巡るデフォルト(債務不履行)懸念が警戒されるなか、中国恒大が香港市場で取引停止と伝わったことから、一時2万8370円まで下落幅を広げる場面もみられた。

 中国恒大について簿外債務の話などが一部で伝えられるなか、ギャップアップで始まった日経225先物はショート筋のターゲットになったようだ。一気に75日、13週移動平均線水準まで下落したことで、いったんはテクニカル面での下げ渋りが見込まれる。短期筋のショートカバーも入りやすいところだ。ただし、中国恒大を巡る不安感はくすぶるため、戻りの鈍さが意識される局面では、再びショートに振らされやすい需給状況だろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.43倍に低下し、25日線を割り込んでいる。

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