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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 中国、香港市場の落ち着いた値動きで、売りヘッジを外す動きも


 日経225先物は11時30分時点、前日比110円高の3万0310円(+0.36%)前後で推移。買い先行ながらも寄り付きは3万0270円とシカゴ日経平均先物清算値(3万0335円)を下回って始まり、一時3万0170円と下落に転じる場面がみられた。その後は3万0200円~3万0250円の前日終値水準で保ち合いを継続。ただし、警戒されていた中国、香港市場が小動きで始まったこともあり、前場半ば辺りから強含みの展開をみせており、3万0300円水準を回復した。

 中国不動産企業のデフォルトリスクが警戒されるなか、中国、香港市場が落ち着いた値動きとなったことで、売りヘッジを外す動きなども入っているようである。NT倍率は先物中心限月で一時14.59倍まで上昇する場面もみられた。

 もっとも、日経平均株価は一時3万0500円を回復しており、前日の下落部分は概ね吸収したことで、ショートカバーの動きなどは一巡したであろう。引き続き中国恒大の行方が警戒されやすく、17日の米国ではクアドルプル・ウィッチングを控えているため、後場はこう着感が高まりそうだ。

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