米株
【市況】ダウ平均は２５０ドル超の上げ幅＝米国株後半
NY株式3日（NY時間15:46）
ダウ平均 35096.97（+258.81 +0.74%）
ナスダック 14742.68（+61.61 +0.42%）
CME日経平均先物 27695（大証終比：+115 +0.42%）
ＮＹ時間の終盤に入ってダウ平均は２５０ドル超の上げ幅となっている。きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。序盤は前日同様に原油安と米国債利回りの低下をきっかけに株式市場も戻り売りが優勢となり、ダウ平均は１２３ドル安まで一時下落した。しかし、原油や米国債利回りが下げ渋ったことで次第に押し目買いが強まり、ダウ平均はプラスに転じている。
米国ではデルタ株の感染が再拡大しており、金曜日の１日の新規感染者数は７日間平均で７万２７９０人に達し、まだワクチンが承認されていなかった昨年夏のピークを上回っている。景気への影響も懸念されるところではあるが、以前のような都市封鎖まではないとの楽観的な見方も少なくない。ワクチン接種が既に人口の７０％に達しマイルストーンを達成する中、以前のような重症化への恐怖感まではないのかもしれない。
米企業決算が続いており、株式市場を下支えしているが、金曜日の時点でＳ＆Ｐ５００企業の８８％が予想を上回る利益を計上している。なお、本日引け後の決算はアムジェン<AMGN>が予定。
産業や銀行が買われ、原油安にもかかわらずエネルギー株も上昇。原油安についてはデルタ株への懸念以上にテクニカル的な面が大きいとの指摘も出ている。
市場は米インフラ投資法案の行方に注目を集めている。米上院は１兆ドル規模のインフラ投資法案を最終決定し本会議に提出。週内にも可決されるとの見通しも出ている。国内のインフラ投資予算としては過去数十年で最大。
ダウ採用銘柄ではＩＢＭやキャタピラー、３Ｍが上昇しているほか、決算を控えたアムジェンも買われた。一方、ディズニー<DIS>、マクドナルド<MCD>が下落。
ナスダックも上昇。ＩＴ株の一角に売りが見られているものの、概ね堅調な推移が続いている。エヌビディア<NVDA>による英アームの買収計画について、英政府が安全保障上の理由から阻止を検討との報道が伝わり、一時売りが強まる場面がみられたものの、現在はプラス圏に戻す展開。
肥料のモザイク<MOS>が反発。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、売上高は予想を下回ったものの、１株利益は予想を上回った。需要についても強気な見方を示した。
洗剤など家庭用品メーカーのクロロックス<CLX>が大幅安。取引開始前に４－６月期決算（第４四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を下回った。２２会計年度通期についても１株利益が予想を下回る見通しを示しているほか、売上高も前年比で減収を見込んでいる。
バイオテクノロジーのトランスレート・バイオ<TBIO>が大幅高。仏サノフィが３２億ドルで買収することで合意した。
マイクロン・テクノロジー<MU>が５日続伸。１０月に１株０．１０ドルの四半期配当を開始すると発表したことが買い手掛かり。
医薬品のイーライリリー<LLY>が上昇。決算は冴えなかったものの「トルツ」や「ジャディアンス」といった今後の同社の成長ドライバーである薬品の販売が予想以上だったことは心強いとの指摘も出ていた。
スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が上昇。４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。
モザイク 31.18（+1.26 +4.21%）
クロロックス 164.80（-16.40 -9.05%）
トランスレート・バイオ<TBIO> 37.68（+8.53 +29.26%）
マイクロン・テクノロジー<MU> 80.47（+2.83 +3.65%）
イーライリリー<LLY> 255.80（+9.20 +3.73%）
アンダーアーマー<UAA> 22.66（+1.55 +7.32%）
アルファベット（C）<GOOG> 2719.48（-0.31 -0.01%）
フェイスブック<FB> 351.16（-0.79 -0.22%）
ネットフリックス<NFLX> 510.37（-4.79 -0.93%）
テスラ<TSLA> 709.79（+0.12 +0.02%）
アマゾン<AMZN> 3364.00（+32.52 +0.98%）
エヌビディア<NVDA> 197.69（+0.19 +0.10%）
ＡＭＤ<AMD> 112.57（+3.94 +3.62%）
ツイッター<TWTR> 68.46（-0.67 -0.97%）
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 421.44（+5.87 +1.41%）
メルク<MRK> 76.45（+0.27 +0.35%）
マクドナルド<MCD> 237.06（-3.04 -1.27%）
マイクロソフト<MSFT> 286.61（+1.79 +0.63%）
ホームデポ<HD> 331.86（+4.64 +1.42%）
ボーイング<BA> 228.52（+3.18 +1.41%）
ベライゾン<VZ> 55.70（-0.07 -0.12%）
ビザ<V> 237.73（-2.05 -0.85%）
ハネウェル<HON> 232.37（-0.06 -0.02%）
ナイキ<NKE> 171.17（+2.42 +1.43%）
トラベラーズ<TRV> 150.07（+1.12 +0.75%）
ディズニー<DIS> 172.79（-2.76 -1.57%）
ダウ・インク<DOW> 62.10（+0.88 +1.43%）
セールスフォース<CRM> 240.74（-0.12 -0.05%）
シスコシステムズ<CSCO> 56.25（+0.80 +1.43%）
シェブロン<CVX> 102.59（+0.96 +0.94%）
コカ・コーラ<KO> 56.87（-0.01 -0.02%）
ゴールドマン<GS> 380.58（+2.39 +0.63%）
キャタピラー<CAT> 208.78（+3.62 +1.76%）
ウォルマート<WMT> 143.70（+1.48 +1.04%）
ウォルグリーン<WBA> 47.44（+0.61 +1.29%）
インテル<INTC> 53.95（+0.27 +0.49%）
アメックス<AXP> 169.00（-0.28 -0.16%）
アムジェン<AMGN> 243.64（+3.85 +1.61%）
アップル<AAPL> 147.39（+1.87 +1.28%）
Ｐ＆Ｇ<PG> 143.86（+1.98 +1.40%）
ＪＰモルガン<JPM> 152.93（+1.76 +1.16%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ> 174.24（+1.97 +1.14%）
ＩＢＭ<IBM> 144.03（+2.61 +1.84%）
３Ｍ<MMM> 200.93（+3.41 +1.73%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 35096.97（+258.81 +0.74%）
ナスダック 14742.68（+61.61 +0.42%）
CME日経平均先物 27695（大証終比：+115 +0.42%）
ＮＹ時間の終盤に入ってダウ平均は２５０ドル超の上げ幅となっている。きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反発。序盤は前日同様に原油安と米国債利回りの低下をきっかけに株式市場も戻り売りが優勢となり、ダウ平均は１２３ドル安まで一時下落した。しかし、原油や米国債利回りが下げ渋ったことで次第に押し目買いが強まり、ダウ平均はプラスに転じている。
米国ではデルタ株の感染が再拡大しており、金曜日の１日の新規感染者数は７日間平均で７万２７９０人に達し、まだワクチンが承認されていなかった昨年夏のピークを上回っている。景気への影響も懸念されるところではあるが、以前のような都市封鎖まではないとの楽観的な見方も少なくない。ワクチン接種が既に人口の７０％に達しマイルストーンを達成する中、以前のような重症化への恐怖感まではないのかもしれない。
米企業決算が続いており、株式市場を下支えしているが、金曜日の時点でＳ＆Ｐ５００企業の８８％が予想を上回る利益を計上している。なお、本日引け後の決算はアムジェン<AMGN>が予定。
産業や銀行が買われ、原油安にもかかわらずエネルギー株も上昇。原油安についてはデルタ株への懸念以上にテクニカル的な面が大きいとの指摘も出ている。
市場は米インフラ投資法案の行方に注目を集めている。米上院は１兆ドル規模のインフラ投資法案を最終決定し本会議に提出。週内にも可決されるとの見通しも出ている。国内のインフラ投資予算としては過去数十年で最大。
ダウ採用銘柄ではＩＢＭやキャタピラー、３Ｍが上昇しているほか、決算を控えたアムジェンも買われた。一方、ディズニー<DIS>、マクドナルド<MCD>が下落。
ナスダックも上昇。ＩＴ株の一角に売りが見られているものの、概ね堅調な推移が続いている。エヌビディア<NVDA>による英アームの買収計画について、英政府が安全保障上の理由から阻止を検討との報道が伝わり、一時売りが強まる場面がみられたものの、現在はプラス圏に戻す展開。
肥料のモザイク<MOS>が反発。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、売上高は予想を下回ったものの、１株利益は予想を上回った。需要についても強気な見方を示した。
洗剤など家庭用品メーカーのクロロックス<CLX>が大幅安。取引開始前に４－６月期決算（第４四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を下回った。２２会計年度通期についても１株利益が予想を下回る見通しを示しているほか、売上高も前年比で減収を見込んでいる。
バイオテクノロジーのトランスレート・バイオ<TBIO>が大幅高。仏サノフィが３２億ドルで買収することで合意した。
マイクロン・テクノロジー<MU>が５日続伸。１０月に１株０．１０ドルの四半期配当を開始すると発表したことが買い手掛かり。
医薬品のイーライリリー<LLY>が上昇。決算は冴えなかったものの「トルツ」や「ジャディアンス」といった今後の同社の成長ドライバーである薬品の販売が予想以上だったことは心強いとの指摘も出ていた。
スポーツ用品のアンダーアーマー<UAA>が上昇。４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。
モザイク 31.18（+1.26 +4.21%）
クロロックス 164.80（-16.40 -9.05%）
トランスレート・バイオ<TBIO> 37.68（+8.53 +29.26%）
マイクロン・テクノロジー<MU> 80.47（+2.83 +3.65%）
イーライリリー<LLY> 255.80（+9.20 +3.73%）
アンダーアーマー<UAA> 22.66（+1.55 +7.32%）
アルファベット（C）<GOOG> 2719.48（-0.31 -0.01%）
フェイスブック<FB> 351.16（-0.79 -0.22%）
ネットフリックス<NFLX> 510.37（-4.79 -0.93%）
テスラ<TSLA> 709.79（+0.12 +0.02%）
アマゾン<AMZN> 3364.00（+32.52 +0.98%）
エヌビディア<NVDA> 197.69（+0.19 +0.10%）
ＡＭＤ<AMD> 112.57（+3.94 +3.62%）
ツイッター<TWTR> 68.46（-0.67 -0.97%）
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 421.44（+5.87 +1.41%）
メルク<MRK> 76.45（+0.27 +0.35%）
マクドナルド<MCD> 237.06（-3.04 -1.27%）
マイクロソフト<MSFT> 286.61（+1.79 +0.63%）
ホームデポ<HD> 331.86（+4.64 +1.42%）
ボーイング<BA> 228.52（+3.18 +1.41%）
ベライゾン<VZ> 55.70（-0.07 -0.12%）
ビザ<V> 237.73（-2.05 -0.85%）
ハネウェル<HON> 232.37（-0.06 -0.02%）
ナイキ<NKE> 171.17（+2.42 +1.43%）
トラベラーズ<TRV> 150.07（+1.12 +0.75%）
ディズニー<DIS> 172.79（-2.76 -1.57%）
ダウ・インク<DOW> 62.10（+0.88 +1.43%）
セールスフォース<CRM> 240.74（-0.12 -0.05%）
シスコシステムズ<CSCO> 56.25（+0.80 +1.43%）
シェブロン<CVX> 102.59（+0.96 +0.94%）
コカ・コーラ<KO> 56.87（-0.01 -0.02%）
ゴールドマン<GS> 380.58（+2.39 +0.63%）
キャタピラー<CAT> 208.78（+3.62 +1.76%）
ウォルマート<WMT> 143.70（+1.48 +1.04%）
ウォルグリーン<WBA> 47.44（+0.61 +1.29%）
インテル<INTC> 53.95（+0.27 +0.49%）
アメックス<AXP> 169.00（-0.28 -0.16%）
アムジェン<AMGN> 243.64（+3.85 +1.61%）
アップル<AAPL> 147.39（+1.87 +1.28%）
Ｐ＆Ｇ<PG> 143.86（+1.98 +1.40%）
ＪＰモルガン<JPM> 152.93（+1.76 +1.16%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ> 174.24（+1.97 +1.14%）
ＩＢＭ<IBM> 144.03（+2.61 +1.84%）
３Ｍ<MMM> 200.93（+3.41 +1.73%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
