【通貨】外為サマリー:一時1ドル109円90銭台に上昇、時間外の米金利上昇が支援材料
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=109円72銭前後と前日に比べ90銭強のドル安・円高で取引を終えた。新型コロナウイルス変異株の感染拡大による世界景気の減速懸念などを背景に、米長期金利が一時1.25%台と約5カ月ぶりの水準まで低下したことなどが影響し、一時109円53銭まで軟化した。
ただ、この日の時間外取引では米長期金利が1.32%台まで上昇しており、これを支えに東京市場のドル円相場は堅調地合い。週末の実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)であることから国内輸入企業のドル買い・円売りが意識されやすいこともあり、午前9時40分頃には109円92銭をつける場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1840ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=130円10銭前後と同30銭強のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS