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【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ トプコン

トプコン <日足> 「株探」多機能チャートより

●トプコン <7732>  【目標株価】2100円(25日終値1663円)

「エッセンシャルビジネスの強み生かし今期大幅増益へ」

 トプコン <7732> は6月7日に年初来高値1924円をつけたあと調整局面入りとなっているが、一目均衡表の雲の上限(25日時点で1610円)や75日移動平均線(同1563円)が下値抵抗ラインとして意識されそう。22年3月期通期の連結営業利益は前期比51.7%増の100億円が見込まれており、時価は押し目買い好機と捉えたい。

 同社はポジショニング(全球測位衛星システム、マシンコントロールシステム、精密農業)、スマートインフラ(測量機器、3次元計測)、アイケア(眼科用検査・診断・治療機器、眼科用ネットワークシステム、眼鏡店向け機器)が事業の3本柱。同社ではマクロ環境の見通しとして、強みを持つエッセンシャルビジネス(生活維持に欠かせない事業)である建設及び農業関連の需要は、旺盛なインフラ投資や穀物相場の活況から底堅い成長が期待できるとみている。

 具体的には、ポジショニング事業は好調さを維持する米住宅市場やバイデン米政権が掲げるインフラ投資(8年間で約220兆円)が追い風となるほか、穀物価格の上昇を背景に農家の設備投資意欲が高まると予想。スマートインフラ事業では、国内での国土強靱化計画やi-Construction(国土交通省が掲げる建設生産システム全体の生産性向上を目指す取り組み)適用工事の増加などがプラスに働くことが見込まれる。また、アイケア事業ではソーシャルディスタンス対応のリモート検眼システムの需要が継続する見通しで、加えて中国市場でのビジネスを更に拡大する構え。6月8日にはオムロン <6645> グループのオムロン ヘルスケアと、中国で急増する糖尿病をはじめとする生活習慣病の健診(スクリーニング)の普及・拡大に向けた取り組みで協業を深化させることで合意している。

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