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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 指数インパクトの大きい値がさ株の下落によりNT倍率は直近安値水準に


 日経225先物は11時30分時点、前日比400円安の2万8850円(-1.36%)前後で推移。寄り付きは2万9150円とシカゴ先物清算値(2万9330円)を下回って始まった。その後2万9210円まで値を戻したものの、現物の寄り付き後に下落幅を拡大させており、一気に2万9000円を割り込んでいる。売り一巡後は2万8900円~2万9000円辺りでの保ち合いも見られたが、前引けにかけて一時2万8820円まで下落した。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた先物主導の下落となった。ソフトバンクグループ <9984>、エムスリー <2413>、アドバンテスト <6857>など指数インパクトの大きい値がさ株が軒並み弱い値動きとなり、日経平均を下押す格好。日経225先物は支持線に変わった75日移動平均線を割り込んだことから、ロング筋のポジション圧縮に向かわせている。相対的にTOPIX優位となったことから、NT倍率は先物中心限月で14.73倍まで下げており、直近の安値水準に接近。グローベックスの米株先物はNYダウ、S&P500、ナスダック100先物ともに弱い値動きで推移しているためリバウンド機運は高まりづらいだろう。

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