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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 買いは続かず短期筋のロング外しで下落幅を広げる


 日経225先物は11時30分時点、前日290円安の2万8680円(-1.00%)前後で推移。寄り付きは2万9010円と、時間外のシカゴ先物清算値(2万8920円)を上回って始まり、現物の寄り付き直後には2万9090円まで上昇した。しかし、海外勢のフローが限られるなかで心理的な上値抵抗線となる75日移動平均線は超えられずに軟化。2万8900円~2万9000円辺りでの保ち合いが見られたものの、このレンジを割り込むと、一気に2万8610円まで下落幅を広げた。

 反発で始まったことに意外感はあったが買いは続かず、結局は短期筋のロング外しにより下落幅を広げている。5日線を割り込んだものの25日線水準で下げ渋る動きとなり、ひとまず売りは一巡した格好だろう。先物主導の下落で、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へも売り仕掛けが向かい、裁定解消売りに波及した。NT倍率は一時14.95倍に低下したが、5日線辺りで下げ止まりを見せている。先物の限月間スプレッドはマイナス43に上昇しており、先高期待から押し目狙いのスタンスとなろう。

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