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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ショートカバー一巡後はこう着感の強い相場展開に


 日経225先物は11時30分時点、前日比80円高の2万9700円(+0.27%)前後で推移している。寄り付きは2万9750円とシカゴ先物清算値(2万9750円)にサヤ寄せして始まり、その直後に2万9830円まで上昇幅を広げた。しかし、現物の寄り付き段階で米国株高を背景としたショートカバーはほぼ一巡する形となり、前場半ばにかけて2万9610円まで軟化。その後は2万9600円~2万9700円辺りでの狭いレンジ推移に。

 ファーストリテイリング <9983> 、エムスリー <2413> 、東京エレクトロン <8035> などが日経平均株価をけん引する形であり、NT倍率は先物中心限月で一時15.19倍まで上昇した。ただし、これまでの保ち合いレンジの上限レベルであり、前日のNTショートの巻き戻しの範囲である。また、東証1部の売買高は4億4000万株ほどと薄商いのため、後場もこう着感の強い相場展開になりそうだ。なお、前引けのTOPIXは0.05%の下落であり、日銀のETF買い入れはないと見込まれる。

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