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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 リョーサン、ディスコ、日東電 (26日大引け後 発表分)

リョーサン <日足> 「株探」多機能チャートより

 26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 リョーサン <8140>   ★今期経常を一転54%増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→45億円に73.1%上方修正。従来の10.8%減益予想から一転して54.3%増益見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自動車向けを中心に販売低迷を見込んでいたが、昨年後半から急激に市場が回復し、売上高が計画を上回ることが寄与。コロナ禍での販管費抑制も利益を押し上げる。

 フージャース <3284>   ★今期経常を40%上方修正、配当も4円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→35億円に40.0%上方修正。減益率が54.7%減→36.5%減に縮小する見通しとなった。主力のマンションや戸建て住宅の販売が順調に進むなか、販管費の削減や助成金などの営業外収入の増加が利益を押し上げる。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の13円→17円(前期は35円)に大幅増額修正した。

 歯愛メディカル <3540> [JQ]  ★前期経常を39%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の34億円→47.4億円に39.4%上方修正。増益率が58.8%増→2.2倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。主力の歯科医院を中心にグローブや手指消毒剤などの感染対策商品の販売が伸びたことが寄与。ロジスティクスセンターの高水準な稼働に加え、歯科医院が厚生労働省によるコロナ感染拡大防止の支援事業の対象となったことも上振れにつながった。

 ファルコHD <4671>   ★今期経常を35%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の15.5億円→21億円に35.5%上方修正。増益率が64.7%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。昨年11月以降、新型コロナウイルス感染症関連検査の受託が大きく伸び、売上高が計画を上回ることが寄与。臨床検査事業における検査再構築後の固定費削減なども利益を押し上げる。

 ディスコ <6146>   ★非開示だった今期経常は22%増益、114円増配へ
 ◆21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比32.8%増の358億円に拡大して着地。5G関連市場が拡大するなか、アジアで半導体の量産用途を中心に精密加工装置の高水準な出荷が続いたほか、顧客の設備稼働率上昇を背景に、消耗品の精密加工ツールも堅調に推移し、24.7%の大幅増収を達成した。
  併せて、非開示だった通期の同利益は前期比22.4%増の469億円に伸びる見通しを示した。業績好調に伴い、今期の年間配当は552円(前期は438円)実施する方針とした。

 日東電 <6988>   ★今期税引き前を20%上方修正
 ◆21年3月期の連結税引き前利益を従来予想の750億円→900億円に20.0%上方修正。増益率が8.7%増→30.4%増に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。テレワークの拡大を背景に、パソコン向けの偏光板やセラミックコンデンサーなどの需要が伸びるほか、コロナ禍の影響で落ち込んだ自動車産業の回復が想定を上回ることも上振れに貢献する。

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