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【市況】株価指数先物【昼のコメント】ギャップスタート後は売り買いが交錯、2万8750円辺りでの保ち合いに


 日経225先物は11時30分時点、前日比220円高の2万8710円(+0.77%)前後で推移している。寄り付きは2万8740円とシカゴ先物(2万8700円)を上回ってギャップスタートとなり、現物の寄り付き直後につけた2万8660円が安値、2万8840円が高値となっている。ギャップスタート後は売り買いが交錯するなか、次第にこう着の強い相場展開となり2万8750円辺りでの保ち合いが続いている。

 米国市場でSOX指数が小幅に下落していたこともあり、東京エレクトロン <8035> やアドバンテスト <6857> など値がさハイテク株の一角が利食い優勢の動きとなり、日経平均株価の上値を抑えている。そのため、NT倍率は先物中心限月で15.47倍と上昇して始まったが、その後は低下傾向をみせている。テクニカル面では5日移動平均線が15.39倍辺りに位置しており、これを下回ってくるようであれば、目先的にNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)も意識されやすいところであろう。ただし、明確に資金シフトがみられてくるまでは、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレット狙いのスタンスは継続としておきたい。

 なお、前引けのTOPIXは0.55%の上昇であり、後場は日銀のETF買い入れはない。グローベックスの米株先物ではナスダック100の上昇率が高く、米国市場で引き続きFANG銘柄への物色が強まるようだと、日経225型優位に向かわせよう。

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