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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 12月13日版

NYダウ、日経平均とも週明け後に下げると1週間下値を試す流れ
1.NYダウの年末までの展開は絞られている
 12月第2週目が過ぎ、今年も残すところ半月になってしまいました。来週14日、米国では選挙人の投票があって正式に大統領が決まるはずですが、現在でもまだ逆転する可能性を無視できません。トランプ大統領側は外国が関与し不正があったと主張しているため、負けられない戦いだという意識が強く、引き下がることができません。
 どちらが大統領になるかによって、来年の NYダウ、ドル・円の展開が大きく異なると見ています。テキサス州の米連邦最高裁への訴えが却下されてしまった現状では、バイデン氏が有利だと考えざるを得ない状況ですが、シナリオが異なる以上、しっかりと見極めておく必要があります。
 どちらにしても来年3月頃までの見方は変わらないので、来年のことを想定せず、今回は12月と1月の展開を考えていきます。
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