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【市況】日経VI:低下、株価底堅く市場心理悪化せず

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比-0.52pt(低下率2.55%)の19.91ptと低下した。なお、高値は21.28pt、安値は19.81pt。世界的な新型コロナ感染拡大で経済活動を制限する動きが広がっており、景気低迷の長期化懸念に加え、米国が香港問題で対中制裁を追加するなど米中対立の激化も警戒され、今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下げ、日経VIは上昇して始まった。しかしその後、日経225先物は下げ渋り、株価の底堅さが確認されたことから市場心理は悪化せず、日経VIは低下に転じた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《FA》

 提供:フィスコ

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