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【市況】株価指数先物【昼のコメント】NT倍率は14.88まで低下、需給イベント控えNTショートによるスプレッド狙いは継続


 日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の2万5580円(-0.46%)前後で推移している。米国市場の下落を受けて売り優勢となり、寄り付きは2万5670円で始まった。シカゴ先物清算値(2万5640円)ほどは下げなかったが、寄り付き後はじりじりと下げ幅を広げている。寄り付き直後に2万5530円まで売られ、その後は2万5570円から2万5640円レベルでの保ち合いが続いたが、前引け直後に2万5520円まで下げる場面がみられた。

 新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感を背景に全体としては模様眺めムードが強く、薄商いの中を短期筋の売り買いが交錯しているようだ。2万6000円近辺での底堅さが意識されているが、後場は東京都の新規感染者数の報道にアルゴが発動しやすいことには注意しておく必要があろう。なお、前場のTOPIXは0.25%の下落であるが、前日も下げていたこともありこの水準の下落でも後場に日銀のETF買いが入る可能性がある。そのため、ショート筋も仕掛けづらいところである。

 NT倍率は先物中心限月で14.88まで低下しており、TOPIX型の割安修正の動きが継続。また、シャープ <6753> が日経平均株価の構成銘柄に採用されたことにより、日経225型に売り需要、TOPIX型には買い需要が見込まれる。理論的には12月1日の終値ベースでリバランスが行われるが、先回り的な動きに向かいやすく、目先的にNT倍率は低下傾向に振れやすいとみる。NTショートによるスプレッド狙いは継続。

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