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【市況】株価指数先物【昼のコメント】コア銘柄堅調でNT倍率は先物中心限月で14.67まで上昇


 日経225先物は11時30分時点、前日比240円高の2万3980円(+1.01%)前後で推移している。寄り付きは2万3890円とシカゴ先物清算値(2万3885円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き直後に2万3860円と上げ幅を縮める場面がみられたが、2万3900円を回復するとその後もじりじりと上げ幅を広げており、前引け間際には一時2万4060円とナイトセッションで付けた高値(2万4070円)に迫る場面があった。エーザイ <4523> がストップ高カイ気配で日経平均を約54円押し上げているほか、ソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> の上昇が牽引役となっている。

 ソフトバンクグループ、東京エレクトロンなど指数寄与度の大きいコア銘柄が上昇。一方で米大統領選の結果は判明していないが、接戦を受けてブルーウエーブポジションのアンワインドが強まるなか、NT倍率は先物中心限月で14.67まで上昇する場面がみられている。日経平均株価の2万4000円回復で目先筋の利益確定の流れが意識されるため、いったんNT低下も想定されるが、2万4000円近辺での値固めから売り越し基調である海外勢のヘッジニーズが高まりやすいためNT倍率の上昇傾向は続きそうである。

 なお、前引けのTOPIXは0.73%の上昇であり、後場は日銀のETF買い入れは入らないだろう。後場はグローベックスの米株先物の動向を睨みながらの相場展開になりそうだが、弱含む場面があったとしてもオプション権利行使価格の2万3875円を上回っている水準においては、日経平均の2万4000円回復から年初来高値が次第に意識されてくる。また、エーザイがストップ高で比例配分となるようだと、明日の上昇を想定した先物でのヘッジも入る可能性がありそうだ。

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