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【材料】今週のマーケット展望「市場センチメントの悪化で軟調な展開か」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。

日本はGo Toキャンペーンで盛り上がっているところですが、ヨーロッパではまたコロナ感染者が急増していますね。パリで夜間の外出が禁止になるなど、不安が広がっています。そんななか、今朝の日経平均はダウの上昇を受け反発してスタートしましたが、この後どう動いていくのでしょうか。

さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、10月19日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。


まず広木さんは、今週について『4-9月期決算が本格化する前の週に当たり手掛かり材料に欠ける』と言及。

さらに、『米国での追加景気対策協議の行き詰まりと欧州でのコロナ感染の再拡大で市場のセンチメントは悪化している』とし、『テクニカル面でも日経平均は25日移動平均でかろうじて止まっている状況で、ここを割り込めば2万3000円までストンと下がるリスクもある』と懸念しています。

一方で、『月曜日は中国の重要指標の集中発表日。7-9月期のGDPと9月の鉱工業生産、小売売上高などが発表される』として、『7-9月の成長率予測の平均値は5.2%と4-6月の3.2%より加速すると見込まれる。中国経済の堅調さが市場のセンチメント改善につながることを期待したい』と見解を述べています。

また、今週の注目イベントとしては『22日(日本時間23日)に予定されている米大統領候補の討論会』を挙げています。

広木さんは『史上最低の討論と称された前回は、バイデン氏優勢の判断で市場の急落を招いたが、いまやバイデンが優勢になったところで市場はリスクとみなさない。トランプ大統領が態度を改めたところでこれも市場に与える影響はないだろう』との考えで、『よって注目度は高いがマーケットの材料にはならないだろう』と分析しています。

最後に、今週の予想レンジについて『2万3000円~2万3600円とする』としています。

参考にしてみてくださいね。

山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 山崎みほ

《HH》

 提供:フィスコ

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