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【市況】株価指数先物【昼のコメント】NT倍率は上昇傾向、NTロングのポジション取りつつ、ロング比率を高める


 日経225先物日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の2万3510円(-0.25%)前後で推移している。寄り付きは2万3570円とシカゴ先物清算値(2万3560円)水準から始まり、現物の寄り付き前には一時2万3590円まで上げ幅を広げた。ただし、現物の寄り付き後はじりじりと下押す流れとなり、前場半ばには2万3490円まで下落する場面もみられている。

 日経225先物はチャート上では5日移動平均線が2万3500円近辺に位置しており、同線を支持線として底堅い値動きが続いている。東証1部の売買高は4億株程度、売買代金は8183億円にとどまっており、積極的な参加者は限定的である。週明けの米国市場はコロンバスデーの祝日となり債券市場は休場となる。株式市場は通常通り取引されるが、金融機関は手控えとなりやすい。そのため、後場についてもこう着感の強い展開が続きそうである。

 なお、前引けのTOPIXは0.33%の下落であり、先週末がマイナスだったこともあり、後場は日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えへの思惑が高まりやすい。しかし、薄商いの中で方向感はつかみづらく、ショートカバーによるリバウンド期待はそれほど高まらないだろう。

 また、NT倍率は14.36をつけており、先週末につけた14.37に接近。テクニカル面では5日移動平均線が切り上がりをみせており、25日移動平均線とのゴールデンクロスが意識されてきている。こう着ながらも先高期待は根強く、日経225型優位の状況が続くとの見方から、NTロングのポジションを取りつつ、2万3500円レベルを割り込む場面においては、日経225先物のロング比率を高める戦略とみておきたい。

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