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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:エデュラボ、レーザーテク、日本製鉄

エデュラボ <日足> 「株探」多機能チャートより
■EduLab <4427>  10,150円  +750 円 (+8.0%)  11:30現在
 EduLab<4427>が急反発、年初来高値を更新した。同社は7日取引終了後、公募増資と売り出しなどの価格は1株につき8836円で決まったと発表した。また、19日に現在の東証マザーズから東証1部に市場変更することも決定された。これを受け、同社株にはあく抜け感からの買いが集まっている。公募増資などの申し込み期間はきょうから明日までで、受渡日は19日となる。

■三栄建築設計 <3228>  1,696円  +116 円 (+7.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 7日に発表した「9月戸建て契約棟数は32.2%増」が買い材料。
 9月の戸建分譲住宅事業の契約棟数は前年同月比32.2%増、契約金額は同34.6%増。

■スパークス・グループ <8739>  240円  +14 円 (+6.2%)  11:30現在
 7日に発表した「9月末運用資産残高は2.9%増」が買い材料。
 9月末運用資産残高は前月末比2.9%増の1兆3186億円。

■HENNGE <4475>  7,730円  +400 円 (+5.5%)  11:30現在
 HENNGE<4475>が反発している。きょうの朝方に、ドリーム・アーツ(東京都渋谷区)の大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB」と同社のSaaS認証基盤「HENNGE One」が連携を開始したことを明らかにしており、これを好感する買いが入っている。「SmartDB」は、あらゆるビジネス現場の業務をデジタル化するアプリケーション基盤。今回の連携により、企業はログインの簡易化とセキュアなアクセス制御でシームレスに業務を遂行できるようになるという。クラウドサービスを複数利用し、業務の効率化を図っている大企業の需要取り込みが期待される。

■レーザーテック <6920>  9,350円  +480 円 (+5.4%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>が3連騰で9000円大台を回復。機関投資家とみられる実需売りが観測されるなか夏場以降は一貫して下げトレンドをみせていたが、9月中旬を境に売り物を枯らし押し目買い優勢に変わった。米国では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が戻り歩調を強め、再び過去最高値を射程に捉えており、同社株にも見直し機運が台頭している。半導体マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占しているオンリーワン企業で、5G関連基地局及び5G対応スマートフォン向け需要や世界的なテレワーク拡大を背景としたデータセンター増設需要などが中期的な追い風となる。

■BASE <4477>  15,000円  +750 円 (+5.3%)  11:30現在
 7日に発表した「青森銀とネットビジネス支援で提携」が買い材料。
 青森銀行 <8342> と顧客のインターネットビジネス支援で事業提携を開始。

■イオンFS <8570>  1,114円  +55 円 (+5.2%)  11:30現在
 7日に決算を発表。「上期経常は78億円で着地」が好感された。
 イオンフィナンシャルサービス <8570> が10月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は78.1億円となり、通期計画の150億円に対する進捗率は52.1%となった。
  ⇒⇒イオンFSの詳しい業績推移表を見る

■日本製鉄 <5401>  1,105円  +33 円 (+3.1%)  11:30現在
 日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>などいずれも4日続伸と上値指向を強めている。鉄鋼株にここ押し目買いが観測されている。業績面は引き続厳しいもののPBRの低さが際立っており、見直し機運が台頭している。また、経済産業省が7日に20年10~12月期の国内粗鋼生産量が前年同期比10.7%減の2111万トンになるとの見通しを発表したが、前年同期比2ケタの減少とはいえ足もとは需要が回復傾向にあり、3四半期ぶりに2000万トンの大台に乗せる見込みにあることから、鉄鋼セクターの株価にはポジティブ材料とみなされた。

■USENHD <9418>  1,348円  +33 円 (+2.5%)  11:30現在
 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>が5日続伸している。きょう付の日本経済新聞朝刊で「2020年8月期の連結営業利益は前の期比3割増の105億円強になったもようだ」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、コロナ下の巣ごもり需要から音楽のコンテンツ配信事業が伸びたほか、テレワークの広がりで、中堅・中小企業を中心にネットワーク環境の構築やセキュリティーサービスなど開発案件が伸びたという。同社では、7月10日に業績予想の修正を発表していたが、この修正値も上振れて着地したとしている。

■イオン北海道 <7512>  877円  +21 円 (+2.5%)  11:30現在
 イオン北海道<7512>が3日ぶりに反発している。7日の取引終了後に発表した21年2月期上期(3~8月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.4%増の33億5400万円に伸びて着地。従来の28.4%減益予想から一転して増益となり、これを好感する買いが入っている。自粛経済下で抑制されていた需要の反動に加え、特別定額給付金の支給やプレミアム付き商品券の発行を背景に、利益率の高い衣料やゲームなどの販売が回復したことが寄与。出張の抑制や店舗活性化計画の見直し、経費削減の進展も利益上振れに貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の70億円から85億円(前期比5.8%増)へ上方修正している。

■トヨタ自動車 <7203>  7,062円  +59 円 (+0.8%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>が4日続伸と上値指向を強めている。前日の米国株市場ではNYダウ500ドルを超える上昇で大きく切り返したほか、リスクオンの流れを受けて外国為替市場ではドル買いが優勢となり、ドル・円相場は1ドル=106円台に入る円安に振れている。これを受けて輸出セクターの中でも際立って為替感応度の高い同社株は、輸出採算改善の思惑が株高を助長している。同社の21年3月期通期の想定為替レートは1ドル=105円で設定されており、実勢は円安メリットが期待できる局面にある。

■HIOKI <6866>  3,820円  -210 円 (-5.2%)  11:30現在  東証1部 下落率6位
 7日に業績修正を発表。「非開示だった今期経常は21%減益、未定だった配当は30円減配」が嫌気された。
 HIOKI <6866> が10月7日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年12月期の業績予想は連結経常利益が前期比21.1%減の23.4億円に減る見通しと発表した。
  ⇒⇒HIOKIの詳しい業績推移表を見る

■ベル24HD <6183>  1,694円  -84 円 (-4.7%)  11:30現在
 ベルシステム24ホールディングス<6183>は続伸スタート後、値を消す展開となっている。7日の取引終了後に発表した21年2月期上期(3~8月)の連結決算(国際会計基準)は、売上高668億7100万円(前年同期比6.1%増)、税引き前利益64億1600万円(同14.3%増)と増収増益を達成した。新型コロナウイルス禍による新規業務の遅れでコールセンターの継続業務の伸びは限定的だったが、コロナ関連の大型スポット業務を獲得したほか、伊藤忠商事<8001>との協業強化によるシナジー案件が伸び、増収を確保した。また、退職率の低下によるコスト抑制も増益につながった。

■イオン <8267>  2,843円  -96.5 円 (-3.3%)  11:30現在
 イオン<8267>は3日連続の年初来高値更新で始まったが、その後は売りに押されている。同社が7日取引終了後に発表した21年2月期上期(3~8月)決算は最終損益が575億5600万円の赤字(前年同期実績は37億9100万円の黒字)となった。3~5月期に新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく反映され、店舗の臨時休業や営業時間短縮が損益を大幅に悪化させた。ただ、食品スーパーやヘルスケア関連事業などが好調で6~8月期には最終赤字が急速に縮小し、足もとは改善傾向を強めている。今期の業績悪については株価面で既に織り込みが進んでおり、空売りの買い戻しを原動力に5月中旬以降は踏み上げ相場の様相をみせていた。信用倍率は0.1倍と依然として大幅に売り長の状態にある。

■ウエルシア <3141>  4,320円  -90 円 (-2.0%)  11:30現在
 ウエルシアホールディングス<3141>が反落。同社が7日取引終了後に発表した20年3~8月期営業利益は前年同期比44%増の264億8100万円と急増した。同期間として過去最高更新となった。新型コロナウイルス感染拡大を背景に在宅機会が増えたことで、調味料などの食品の売り上げが大きく伸びた。また、引き続きマスクや除菌関連商品などコロナ感染予防商品が収益を押し上げることが予想されるなか、21年2月期業績も従来見通しを大幅増額、営業利益は388億円から433億円(前期比15%増)に上方修正しており、過去最高利益が上乗せされる見込み。ただ、株価は好業績を事前に織り込んでおり目先出尽くし売りの様相に。9月末を境に既に調整局面にあったが、きょうもその流れを引き継ぐ格好となった。

●ストップ高銘柄
 GMO-FG <4051>  16,740円  +3,000 円 (+21.8%) ストップ高   11:30現在
 グランディーズ <3261>  463円  +80 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在
 GMO TECH <6026>  3,175円  +502 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在
 イオレ <2334>  3,225円  +503 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 フレンドリー <8209>  651円  +100 円 (+18.2%) ストップ高   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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