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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スマレジ、トーセイ、チェンジ

スマレジ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スマレジ <4431>  3,690円  +475 円 (+14.8%)  本日終値
 スマレジ<4431>が続急伸。5日の取引終了後に発表した9月度のクラウドPOSレジ「スマレジ」の月次登録店舗数(速報値)が前月比1165店増の8万8642店舗となり、登録店舗数が順調に増加していることが好感された。無料プランが同789店増の7万1484店舗となったほか、有料プランが同376店増の1万7158店舗となった。

■トーセイ <8923>  1,108円  +124 円 (+12.6%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 トーセイ<8923>が急伸。5日の取引終了後、20年11月期連結業績予想について、営業利益を46億8000万円から56億6400万円(前期比55.4%減)へ、純利益を24億1100万円から29億4300万円(同65.2%減)へ上方修正し、あわせて従来13円を予定していた期末一括配当を3円増額して16円にすると発表したことが好感された。売上高は648億9700万円から646億4600万円(同6.5%増)へ下方修正したものの、不動産流動化事業で下期の売上総利益率が上振れする見込みであることが要因。また、不動産ファンド・コンサルティング事業で新規大型案件のアセットマネジメント契約を受託したことで9月末時点における受託資産残高が1兆円に到達し、これらの受託に伴うアクイジションフィー並びにその他報酬などが見込めることも寄与するとしている。なお、第3四半期累計(19年12月~20年8月)決算は、売上高563億900万円(前年同期比23.1%増)、営業利益46億4400万円(同60.0%減)、純利益24億6800万円(同67.7%減)だった。

■インソース <6200>  3,370円  +220 円 (+7.0%)  本日終値
 インソース<6200>が続伸。5日取引終了後、20年9月期連結利益予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は51億6000万円から51億3000万円(前の期比8.5%減)に修正したが、営業利益は7億6000万円から7億7000万円(同40.9%減)、純利益は4億6500万円から4億9000万円(同41.3%減)に見直した。官公庁向けの講師派遣型事業の回復が遅れたため売上高は減少するが、オンライン研修やeラーニング・動画の売り上げ拡大により利益は増加する見込みだ。

■チェンジ <3962>  9,000円  +570 円 (+6.8%)  本日終値
 チェンジ<3962>は大幅続伸。5日の取引終了後、子会社トラストバンクがトヨタファイナンス(名古屋市)と、地域活性化に向けたデジタル行政の取り組みにおける業務提携を締結したと発表しており、これが好感されたようだ。この提携により、トラストバンクは同社が有するデジタル地域通貨プラットフォームサービス「chiica(チーカ)」を各自治体に提供し、トヨタファイナンスは各地域の加盟店網、及びキャッシュレスによる精算スキームにより、自治体の地域通貨導入の活性化と運用管理の効率化を実現するという。また将来的には、「chiica」とMaaSなどICTを活用した地域活性化に必要なソリューションの提供により、地域課題の解決に貢献するサービスの拡大も目指していくとしている。

■JIG-SAW <3914>  5,360円  +230 円 (+4.5%)  本日終値
 JIG-SAW<3914>が高い。同社はきょう、米国法人を通じて米スプランクとIoT分野で提携したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。両社はこのほど、JIGSAWのIoTエンジン「neqto: 」とリアルタイムデータストリームの統合提供に向け、テクノロジー・アライアンス・パートナー契約を締結。データ統合により、「neqto: 」内蔵機器・デバイスの資産管理やリアルタイムデータの活用が可能になるほか、機械学習を使用した予兆検知・保全やスマートマニュファクチャリング分析による各種改善など、スプランクのマシンデータプラットフォームでデータを可視化し、さまざまな課題に適用することもできるとしている。

■トランザクション <7818>  1,247円  +53 円 (+4.4%)  本日終値
 トランザクション<7818>が続伸し年初来高値を更新した。5日の取引終了後、集計中の20年8月期連結業績について、売上高が184億円から184億7200万円(前の期比12.3%増)へ、営業利益が27億5000万円から28億200万円(同37.0%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。ウイルス感染対策製品が好調に推移したことや、レジ袋有料義務化によりエコバッグが伸長したことを受けて、8月31日に業績予想の上方修正を発表したが、更に精査した結果、売上高・営業利益が上振れたという。また、業績上振れに伴い、17円を予定していた期末一括配当を18円に引き上げるとあわせて発表した。

■アマノ <6436>  2,559円  +93 円 (+3.8%)  本日終値
 アマノ<6436>が続伸。SMBC日興証券が10月5日付で、投資評価を新規に「1」、目標株価を3100円としてカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同社は、情報システム事業、時間管理機器事業、パーキングシステム事業、環境システム事業、クリーンシステム事業の5つで構成。新型コロナウィルスの影響で、業績低迷の長期化が懸念されているが、同証券では労務管理ソフトウェアを取り扱う情報システム事業が牽引し、来期以降業績が本格回復すると予想しており、特に高いマルチプルが付与される情報システム事業の利益構成比が高まることで、同社のバリュエーションは切り上がると見込んでいるという。

■ウエストHD <1407>  2,864円  +90 円 (+3.2%)  本日終値
 ウエストホールディングス<1407>は続伸。午前9時ごろ、集計中の20年8月期連結業績について、営業利益が67億4000万円から71億8100万円(前の期比22.5%増)へ、純利益を39億5500万円から43億9400万円(同21.0%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。電力事業で、昨年来の気候影響及び新型コロナウィルス感染症の影響による電力使用量の減少に伴い、売上高は728億4500万円から619億4700万円(同3.1%減)へ下振れたが、再生可能エネルギー事業でメガソーラー建設・販売がともに順調に推移したほか、今期開始したセカンダリー事業(稼働中のメガソーラーの仕入れ・販売)も業績に寄与した。更に、省エネルギー事業及びメンテナンス事業も堅調に推移したという。

■ウェザーニューズ <4825>  5,960円  +170 円 (+2.9%)  本日終値
 ウェザーニューズ<4825>が反発。5日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高44億3700万円(前年同期比8.2%増)、営業利益2億5800万円(同33.9%増)、純利益1億7300万円(同74.5%増)と大幅増益となったことが好感された。新型コロナウイルスの影響により航空気象の海外提供先を中心に売り上げが落ち込んだ一方で、陸上気象における国内の道路・鉄道市場向けサービスは拡大した。また、スマートフォン向けサービスや広告事業が好調だったほか、放送気象の放送局向けシステム更新のタイミングによる初期型売り上げも伸長した。なお、21年5月期通期業績予想は、売上高192億円(前期比6.9%増)、営業利益23億円(同0.8%増)、純利益17億円(同4.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■JMDC <4483>  4,960円  +130 円 (+2.7%)  本日終値
 JMDC<4483>が5日続伸。5日の取引終了後、医薬品データベース開発のデータインデックス(東京都港区)を株式交換により完全子会社化すると発表しており、これが好感された。今回の子会社化は、医薬情報にかかるデータベースを質・量ともにより一層強化し、日本のヘルスケア業界の多様なデータの結集を加速させるのが狙い。また、JMDCグループのメディカルデータベースとの連携により、両社の共同でのデータベース開発などのコストシナジーの実現を図るほか、JMDCの保有するレセプト・健診・DPCなどのリアルワールドデータに、データインデックスが運営する「Drug Intelligence Reinforce」の医薬品に深堀されたデータを掛け合わせることで、医療機関、製薬会社、保険会社及びアカデミアなどに対して新たな価値を創出するとしている。

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