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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):SGHD、ガイシ、神戸物産

SGHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■SGホールディングス <9143>  5,470円  +700 円 (+14.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 SGホールディングス<9143>がストップ高。24日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位あたりの金額を引き下げることで、より一層の投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図るのが目的という。あわせて、21年3月期の連結業績予想について、最終利益を525億円から550億円(前期比16.3%増)へ上方修正し、従来25円を予定していた期末配当について、実質増額となる14円に修正した。保有する日立物流<9086>株式と、日立物流が保有する佐川急便株式の持ち分法比率の変更を発表しており、日立物流株式売却に伴う持ち分法投資利益の減少と、佐川急便株式取得による最終利益の増加を織り込んだという。また、きょう昼に発表した「上期最終を30%上方修正、通期も増額、上期配当も10円増額」も好材料視された。

■日本ガイシ <5333>  1,565円  +128 円 (+8.9%)  本日終値
 日本ガイシ<5333>は大幅高で3日ぶりに反発。24日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を300億円から330億円(前期比40.0%減)へ、最終利益を170億円から210億円(同22.6%減)へ上方修正したことが好感された。売上高は4200億円(同5.0%減)の従来見通しを据え置いているものの、上期においてセラミックス事業で中国市場をはじめとして自動車販売や生産が回復しつつあることや、コロナ禍におけるデジタル化の進展によって電子部品の需要が増加していることなどが利益を押し上げる見通し。

■日本瓦斯 <8174>  5,170円  +400 円 (+8.4%)  本日終値
 日本瓦斯<8174>が3連騰し年初来高値を更新した。大和証券が24日付で、投資判断を「2」から「1(買い)」へ、目標株価を4780円から6200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、LPガスを中心に顧客数が増加するのに伴い利益が成長し、それを原資に配当が拡大するという、従来の株主価値向上サイクルは当面の継続が期待できると評価。また、LPガス・都市ガス・電力の「小売事業一元化」も、必要性は幅広く認識されながらも多くの事業者で実現できていない取り組みで、長期的な顧客基盤の維持・拡大及び1件あたり収益性の確保に寄与すると見込んでいる。

■神戸物産 <3038>  5,710円  +360 円 (+6.7%)  本日終値
 神戸物産<3038>が急伸。24日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位の水準を引き下げることで株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。なお、効力発生日は11月1日。

■C&R <4763>  1,351円  +59 円 (+4.6%)  本日終値
 クリーク・アンド・リバー社<4763>が反発。この日の午前中、同社のアスリート・エージェンシーが、琉球アスティーダスポーツクラブ(沖縄県中城村)が運営するプロ卓球チーム「琉球アスティーダ」と、キャリア支援におけるパートナーシップを締結したと発表しており、これが好感された。琉球アスティーダは、日本のプロ卓球リーグ「Tリーグ」に所属するクラブチームで、リオ五輪団体銀メダリストの吉村真晴選手や、全日本社会人女子シングルス優勝の実績を持つ森薗美月選手、五輪2大会連続メダリストの福原愛さんの夫でリオ五輪台湾代表の江宏傑選手などが所属している。今回のパートナーシップ締結により、所属選手に対して、個々のキャリアカウンセリングを実施したのち、夢・目標・経験・スキル・特性に合わせたプログラムを作成し、これまで得てきた経験や能力、個性を最大限に引き出し、コーチやビジネスパーソン、YouTuber、デザイナー、ライターなど、キャリアの幅を広げる支援を行うとしている。

■ヒロセ電機 <6806>  13,770円  +430 円 (+3.2%)  本日終値
 ヒロセ電機<6806>が反発。24日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を500億円から600億円(前年同期比0.4%減)へ、営業利益を85億円から120億円(同4.0%増)へ、純利益を60億円から80億円(同6.7%減)へ上方修正したことが好感された。産機向けビジネスが堅調に推移しているほか、自動車向けビジネスやスマートフォン向け・コンシューマ向けビジネスが想定よりも早期に回復していることが要因としている。

■ヤマトホールディングス <9064>  2,803円  +83 円 (+3.1%)  本日終値
 ヤマトホールディングス<9064>が3日続伸。24日の取引終了後、10月13日付で自社株2276万4400株(発行済み株数の5.53%)を消却すると発表しており、これが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は3億8857万5592株となる予定だ。

■ニトリホールディングス <9843>  22,125円  +595 円 (+2.8%)  本日終値
 ニトリホールディングス<9843>は高い。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「2020年3~8月期の連結営業利益は約800億円と前年同期に比べ4割強増えたようだ」と報じられており、会社側の従来予想577億円を大きく上回るとの観測が好材料視された。記事によると、新型コロナウイルス感染防止で在宅時間が長くなり、家具やカーテンなどインテリア需要が伸びたという。また、夏場以降はカーテンやベランダの園芸用品などにも需要が広がったことも寄与したという。なお、決算発表は10月2日を予定している。

■ライク <2462>  1,878円  +49 円 (+2.7%)  本日終値
 ライク<2462>が4日ぶりに反発。午前10時30分ごろ、グループ会社のライクスタッフィングが、建設業界向け就労移行支援事業を10月から本格スタートすると発表しており、これが好感された。今回本格スタートする建設業界向け就労移行支援事業では、建設業界の企業に対して、障害者の職域開拓から入社前の研修、入社後の定着支援まで総合的にサポートを行うほか、求職者に対しては、一社会人として長く仕事に生かせるよう専門的な研修を行い、キャリア形成の力添えができるよう支援をするという。

■ビザスク <4490>  3,480円  +85 円 (+2.5%)  本日終値
 ビザスク<4490>が反発。午後1時ごろ、新規事業創出支援サービスでフィラメント(大阪市中央区)と業務提携したと発表しており、これが好感された。ビザスクでは、1時間インタビュー「スポットコンサル」をベースに、メンタリング、ワークショップ、業界勉強会などへの講師紹介などを組み合わせることで新規事業を包括的に支援するサービス「ビザスクproject」を提供しているが、今回の提携により同サービスで、フィラメントが保有する事業開発・人材開発に向けた独自のコミュニケーション施策やワークショッププログラムを利用できるようになる。また、フィラメントが主に大手企業向けに新規事業開発プログラムを進めるなかで、ビザスクが保有する10万人超のアドバイザーを活用した各種サービスを利用できるようになるとしている。

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