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【通貨】外為サマリー:1ドル105円30銭台で推移、ユーロは堅調地合い継続

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=105円33銭前後と前日の午後5時時点に比べ20銭強のドル安・円高となっている。

 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=105円37銭前後と前週末に比べ70銭強のドル安・円高で取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大による米景気の先行き不安や米中対立の激化懸念がくすぶるなか、ドル離れの動きが継続。28~29日にかけて開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融緩和政策の長期化が示されるとの観測なども影響し、一時105円12銭と約4カ月ぶりのドル安・円高水準まで軟化した。

 東京市場に移ってからも戻りの鈍い展開で、午前9時10分過ぎには105円23銭をつける場面があった。前日に発表された独7月IFO企業景況感指数が市場予想を上回ったことなどから、欧州景気の回復期待を背景としたユーロ買い・ドル売りが出やすく、つれて対円でもドルが売られやすくなっている。売り一巡後は日経平均株価の上昇を手掛かりにやや下げ渋っているが、リスク選好的なドル買い・円売りが広がるまでには至っていない。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1766ドル前後と前日の午後5時時点に比べ0.0070ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=123円93銭前後と同40銭強のユーロ高・円安で推移している。


出所:MINKABU PRESS

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