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【市況】20日の中国本土市場概況:上海総合3.1%高で続伸、保険・証券セクター急伸


週明け20日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比100.02ポイント(3.11%)高の3314.15ポイントと続伸している(上海A株指数は3.11%高の3473.75ポイント)。(亜州リサーチ編集部)


相場の先高観が強まる流れ。中国銀行保険監督管理委員会は17日、保険会社の資金運用規制を緩和する方針を発表した。株式市場に長期資金が流入すると期待されている。また、これより先、証券各紙は「株高論」を相次ぎ掲載した。さらに消費刺激やインフラ投資など、中国政府が経済対策を推し進めていることもプラス材料となっている。国家発展改革委員会の報道官は17日、消費促進に向けた需要喚起策を策定していると報告。また、複数の大型建設プロジェクトがすでに承認され、西安などの空港拡充プロジェクトも近く着工することを明らかにした。

保険・証券株が相場をけん引する。中国人寿保険(601628/SH)と新華人寿保険(601336/SH)がそろってストップ高、中信証券(600030/SH)が7.1%高で引けた。インフラ建設関連株も急伸。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が4.3%高、建材の安徽海螺セメント4(600585/SH)がストップ高、建機の三一重工(600031/SH)が9.1%高で取引を終えた。安徽海螺セメントと三一重工はそれぞれ上場来高値を更新している。そのほか、不動産株、自動車株、運輸株、防衛関連株、公益株、ハイテク株なども買われた。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が6.75ポイント(2.91%)高の239.08ポイント、深センB株指数が16.71ポイント(1.83%)高の929.62ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株

《FA》

 提供:フィスコ

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